認知症教育出前授業
2024-12-17 12:29:42

明豊中学校が実施した認知症教育出前授業の意義と生徒の反響

認知症教育出前授業の開催


東京都豊島区にある明豊中学校で、株式会社学研ホールディングス傘下のメディカル・ケア・サービスが実施した「認知症教育の出前授業」が話題を呼んでいます。この取り組みは、キャリア教育の一環として約30名の2年生を対象に行われました。

講師によるキャリア教育


授業の講師を務めたのは、メディカル・ケア・サービスの杉本浩司氏。彼は介護現場で25年間の経験を持ち、認定介護福祉士の中で唯一の人物モデルとして選ばれた実績もあります。杉本氏は、介護福祉士としての仕事について、「目の前の人に幸せだと思ってもらうことが重要な専門職である」と生徒たちに伝えました。

授業では、介護の仕事が食事の提供や排せつの介助にとどまらず、相手にどれだけ幸福を与えることができるかが重要であると強調しました。このような視点は、生徒たちに介護職の深い理解を促す機会となりました。

認知症への理解を深める


特に杉本氏は、今後日本で認知症の高齢者が1,000万人を突破すると予測される中、認知に対する能動的な関わりの重要性を訴えました。声をかけることで困っている人を助けることができるというメッセージを通じて、生徒たちの意識に変化が見られました。

生徒たちの反応と感想


参加した生徒たちからは活発な意見が寄せられました。「祖父母との関わり方が分かりためになった」や、「介護はヒーローのような存在だと感じた」という感想が多く、介護の重要性を再確認する良い機会となったようです。また、「日本の介護は量より質を重視している」という話からは、介護福祉士の質の高い仕事が多くの人々の健康を守っていることへの理解も深まりました。

さらに、一部の生徒は「認知症について今まで身近なものだと捉えていなかったが、誰にでもなるリスクがあると知り驚いた」と述べ、介護についての理解が進んだことが伺えます。いくつかの生徒は、自身の祖父母との関係を見直し、これからはもっと多くの時間を費やすことを決意しました。

まとめ


この取り組みは、認知症や介護についての理解を深めるだけでなく、若い世代に対して大切な価値観を育む機会となりました。メディカル・ケア・サービスは、今後もこのような活動を通じて介護の重要性を広げていく予定です。また、生徒たちが様々な職業について理解を深める中で、人々の生活に貢献できる職業の一つとして介護が選ばれることを願っています。


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会社情報

会社名
株式会社 学研ホールディングス
住所
東京都品川区西五反田2丁目11番8号学研本社ビル
電話番号
03-6431-1001

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