福岡おもちゃ美術館の「おもちゃ学芸員」養成講座
福岡おもちゃ美術館では、2026年の1月24日(土)と25日(日)の2日間にわたり、おもちゃの案内人である「おもちゃ学芸員」を育成する講座を開催します。この養成講座は、参加者がおもちゃを通じて人々とのコミュニケーションを促進するためのスキルや知識を身につけるためのものです。
おもちゃ学芸員の役割とは
「おもちゃ学芸員」は、来館者におもちゃの遊び方を教えたり、親子のコミュニケーションを助けたりする重要な役割を担っています。ここでは、おもちゃそのものの魅力だけでなく、それを通じた人との交流の大切さが強調されています。この理念のもと、講座を受けた参加者は「おもちゃ学芸員」として、美術館の中で大活躍します。
講座の内容
講座では、次のような内容が予定されています:
- - おもちゃ美術館の概要
- - 館内ツアー
- - 遊びを広げるための心構えやスキルの習得
- - 先輩学芸員による体験談
- - てづくりおもちゃの制作
- - 木育体験
- - おもちゃ学芸員としての活動方法
- - 認定証授与式(赤エプロンとともに)
このようなプログラムを通じて、参加者は実際におもちゃに触れ、より深くその魅力を体感することができます。特に、自らエプロンを着用しての活動を希望することもでき、実践的な体験が待っています。
地域とのつながり
福岡おもちゃ美術館は、地域社会における子育て支援やおもちゃ文化の向上を目指す活動を展開しています。おもちゃ学芸員は、地域の人々との交流を深め、地域の特性を活かした活動によって、SDGs(持続可能な開発目標)の推進にも寄与しています。実際、登録者の約7割が月に1回以上活動に参加しており、高い関心が寄せられています。
おもちゃ美術館の魅力
福岡おもちゃ美術館は、九州初の大規模なおもちゃ美術館で、2022年にオープンしました。広々とした館内では、「おままごと」遊びのエリアが充実しており、ラーメン屋台や寿司屋、アイスクリーム屋など、子どもたちが楽しめる遊び場が整っています。また、おもちゃに関する専門家を招いて行われる「九州おもちゃまつり」などのイベントも魅力の一つです。
芸術と遊び創造協会の活動
この講座を主催する認定NPO法人芸術と遊び創造協会は、多世代交流を促進するため、優良なおもちゃをコミュニケーションツールとして活用しています。新宿の東京おもちゃ美術館の運営をはじめとして、全国の子育てサロンや小児病棟へのおもちゃコンサルタント派遣など、多岐にわたる活動を展開しています。
おもちゃ学芸員養成講座への参加は、ただの学びに留まらず、地域や家族との新しいつながりを展開するチャンスです。新たなおもちゃ学芸員としての仲間を増やし、福岡の地域社会に貢献できることを一緒に体験しませんか?
詳細な情報やお申し込みは、福岡おもちゃ美術館の公式サイトをチェックしてください。