おてらおやつクラブが新たな挑戦に乗り出す
認定NPO法人おてらおやつクラブは、2026年5月7日から6月30日までの期間に、ソニー銀行の協力で「GIVING for SDGs」と名付けられたクラウドファンディングを開始します。このプロジェクトのテーマは『届けたいのに、届けられない。おすそわけを「続ける仕組み」をつくりたい』です。目標金額は500万円です。
おてらおやつクラブは、10年以上にわたり、お寺にお供えされた食品「おそなえ」をひとり親家庭に提供してきました。しかし、活動が進む中で、ITシステムが成長の限界を迎えており、これが信頼性や配達の効率に影響を及ぼす可能性があります。このクラウドファンディングによって、その限界を克服し、より多くの家庭に支援を届ける新たな仕組みを構築することを目指しています。
プロジェクトの背景
この取り組みは、2013年の大阪での母子餓死事件を契機に始まりました。奈良の小さなお寺で育まれたこの活動は、今や全国に2,300以上の寺院や1,000以上の支援団体とつながるネットワークに成長しました。彼らのサポートを受けた20,000世帯以上のひとり親家庭が恩恵を受けています。
特にコロナ禍では匿名配送が導入され、子どもたちの元へおすそわけをスムーズに届けられるようになりました。しかし、現在のITシステムは、長年の運用の中で複雑化し、安定性が低下しています。支援を受けたい家庭とつながり、物資を提供したい気持ちはあるのに、システムがそれを阻害しているという懸念が高まっています。
新たな挑戦
この状況を受けて、おてらおやつクラブはITシステムの大幅な再構築を決意しました。非営利組織向けのシステム開発を専門とするリタワークス株式会社とのパートナーシップを結び、持続可能な新システムを開発する計画です。このシステムの再設計は、単なる効率化にとどまらず、多くの人々が「助けて」と頼める環境を整備し、選択肢を増やすことが目的です。
ここでの支援が、システムのテストと開発、さらには支援の質を向上させるためのデータ分析に使われます。特に、基幹システムの設計や開発は、地域のニーズに応じた、より柔軟で迅速な対応が可能になることを目指しています。
目指す未来
おてらおやつクラブの理想は、地域における互助の精神を育むことにあります。「助けて」と言えば、誰かとつながり、支援を受けやすくする取り組みを推進していきます。それにより、「届けたいのに届けられない」という状況を解消し、共助の精神が当たり前の社会を目指しています。
支援を受けることは恥ずかしいことではなく、むしろ自分が誰かの役に立つチャンスでもあります。このサイクルを推進することで、たよられること、たよることの喜びを社会に広めていきます。
ご支援のお願い
皆さまの温かいご支援を心よりお願い申し上げます。詳細は、
プロジェクトページをご覧ください。こちらのリンクからクラウドファンディングへの参加方法なども確認できます。おてらおやつクラブの挑戦に、あなたもぜひご参加ください!
まとめ
「おてらおやつクラブ」は、奈良県磯城郡田原本町に本拠地を置く団体です。代表理事は松島靖朗氏で、2014年から活動を開始し、2017年には認定NPO法人へと成長しました。子どもたちの貧困問題を解決するため、今後とも地域に根ざした支援活動を続けます。