中央区の行政DX
2025-05-08 10:45:43

東京都中央区が進める行政手続きのデジタル化を促進する新たな取り組み

東京都中央区が進める行政手続きのデジタル化



東京都中央区は、行政手続きの効率化とデジタル化に向けた新たな取り組みを開始しました。その名も『手続きアセスメント』。このサービスは、株式会社アスコエパートナーズが開発したもので、自治体が行う手続きを可視化し、デジタルに移行するための戦略をサポートします。

デジタル化推進の背景



中央区は、平成29年に策定された「中央区基本構想」および令和5年の「中央区基本計画2023」を基に、情報技術を活用した行政の効率化を図る必要性を認識しました。その結果、2024年3月に新たな「中央区情報化基本方針~中央区DX戦略2024~」を改定し、行政手続きのデジタル化を推進することを重要課題と位置づけました。

この施策の一環として、アスコエパートナーズのサービスが選ばれた理由は、全国の自治体での導入実績が多く、信頼性が高いこと、そしてオンライン化に向けた業務状況の独自分析が可能だからです。

調査の詳細



令和5年度には、中央区の57課184係を対象に手続きの実施状況を調査しました。約3200種類の手続きと、160万件の受付を分析した結果、全手続きの約80%が42種類に集中していることがわかりました。これは、デジタル化を進める上で重要なポイントといえるでしょう。

また、調査は中央区本庁だけでなく、住民窓口となる出先機関も含めて行ったことで、全体的なオンライン化の戦略を強化しました。データ分析の結果は、「手続きを行う対象者」、「行政サービスのカテゴリ」、「年間受付件数と手続きの種類数」など、様々な観点から行われました。

手続き棚卸しでの重要な発見



『手続きアセスメント』を通じ、現在の行政手続きやその実態を把握することができました。その結果、約2200件がオンライン化の対象として設定され、その中でも特に利用者ニーズや自治体職員の視点から優先順位が付けられました。

各担当課はダッシュボードを利用して、オンライン化の進捗状況をリアルタイムで可視化できるようになり、異なる課の取り組みも簡単に共有することが可能になりました。

今後の展望



中央区の担当者は、アスコエパートナーズとの協力を通じて、手続きのオンライン化に向けた具体的な方向性が定まったと述べています。今後は「中央区情報化基本方針」に基づき、一層のオンライン化を進め、住民にとって便利でアクセスしやすい行政サービスの実現を目指しています。

このように、東京都中央区は行政手続きのデジタル化を加速させるための取り組みを進めています。これにより、住民がよりスムーズにサービスを受けられる未来が期待されます。

会社概要



株式会社アスコエパートナーズは、2010年に設立され、行政サービスに関するさまざまな支援を行っています。ユニバーサルメニューによる情報提供や制度のデジタル化を促進するソリューションを提供しています。彼らの取り組みにより、地域行政の進化が見込まれています。


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会社情報

会社名
株式会社アスコエパートナーズ
住所
東京都港区虎ノ門五丁目12-1 虎ノ門ワイコービル9階
電話番号

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