新たな拠点・名古屋
2022-08-08 09:30:03
中京圏に誕生した新たなはんだ付けの拠点「HAKKO TECHNO-BASE NAGOYA」
新たなはんだ付け技術の拠点誕生
自動車や航空機など、日本のモノづくりに欠かせない技術であるはんだ付け。最近では、大型部品や微細部品の作業において、はんだ付けの需要が多様化しています。このような状況に対応すべく、中京圏にオープンしたのが「HAKKO TECHNO-BASE NAGOYA」です。この拠点は、エレクトロニクス業界におけるはんだ付けの課題を解決する場として期待されています。
持続可能な社会に向けた取り組み
近年、世界的に部材不足が懸念されており、使い古しの部品のリユースが求められるようになりました。これに伴い、はんだ付けのリワーク(修正)が増加しています。また、持続可能な環境を目指す中で、はんだ付け技術者の熟練したスキルがますます重視されています。故に、「HAKKO TECHNO-BASE NAGOYA」は、職人技とデジタル技術の融合を図る場として位置づけられています。
DX推進の重要性
生産現場では、熟練者不足やヒューマンエラーといった問題が発生しており、これを解決するためにデジタルトランスフォーメーション(DX)が進行中です。そこで、白光は「自動はんだ付けシステム」を導入し、生産性向上を図る支援を行っています。そんな中でも、大切なのは手技による微細加工であり、そのためのデジタル化が求められています。
設備と機能
「HAKKO TECHNO-BASE NAGOYA」には、以下のような施設が整備されています。
1. はんだ付け工程の自動化支援
- ROBOHAKKOが導入されており、お客様のワーク内容に応じたプログラムの提供を行います。
2. 最新の温度コントロール機器の体験
- 白光の製品を実際に試せるデモンストレーションスペースが設けられています。
3. ソルダリングスクールの開催
- 日本溶接協会の認定を受けた学校で、資格取得が可能。オリジナルのセミナーも開催しています。
4. 地域に根ざしたソリューション拠点
- 地元のニーズに応え、製品導入後もサポートを行います。
施設の目標
白光では、日々のモノづくりの現場で発生する問題や課題をヒアリングし、それに基づいた解決策を提供することを目指しています。「HAKKO TECHNO-BASE NAGOYA」は、中京圏のはんだ付けユーザーにとって、必要な技術を磨くための拠点となるでしょう。
概要とアクセス
「HAKKO TECHNO-BASE NAGOYA」は2022年8月8日にオープンし、名古屋市中区に位置しています。アクセスは、地下鉄の丸の内駅から徒歩1分と非常に便利です。営業時間は月曜日から金曜日の9時から17時15分までで、土曜日、日曜日、祝日は閉館です。最新の技術を学ぶ場として、いつでも多くのユーザーを迎える準備が整っています。
この新たな拠点が中京圏のはんだ付け技術者たちにとって、成長と技術向上の糧となることが期待されています。
会社情報
- 会社名
-
白光株式会社
- 住所
- 大阪府大阪市浪速区塩草2-4-5
- 電話番号
-
06-6561-0839