LASTLAB、新サービス発表
革靴の買取を専門とする会社「LASTLAB」が、さらに地域に密着したサービスを提供するために新たな取り組みを始めました。これまでの「都道府県別ページ」に加え、今度は「市区町村別の詳細ページ」を制作・公開します。この新方式は、より細かいローカル検索ニーズを捉えるためのものです。
エリア戦略の背景
最近の市場データに基づくと、顧客の検索方法が大きく変化していることが明らかになりました。特に、売却意欲の高いユーザーは、「世田谷区買取」や「梅田革靴買取」のように、自身の住んでいるエリアに特化した情報を求める傾向があります。
これに対応する形で、データ解析を通じて得られた「生活圏検索」のニーズは、従来の広域検索からより具体的な地域名や駅名への移行を示しています。
高級靴オーナーへのアプローチ
また、高級革靴の愛好者が居住する地域は限られているものの、実際にはその周辺に専門的な買取店は少数に留まっています。多くの場合、顧客は最寄りのリサイクルショップに行くことが多く、せっかくの靴の価値を低く売却してしまう「妥協売却」が問題になっています。LASTLABはこの問題を解決すべく、市区町村別ページを通じて「あなたの街には店舗がないが、宅配サービスなら専門の査定が受けられる」というメッセージを顧客に届けようとしています。
「心理的距離」の短縮
さらに、宅配買取において顧客が抱く「遠方に送って大丈夫か」という不安。テストマーケティングから得たデータでは、「八王子市対応」といった具体的な地域名を掲げたページが申し込み率(CVR)で約1.5倍の効果を見せました。これは、地域名を具体的に記載することで、ユーザーとの「心理的距離」を縮めることの重要性を示しています。
新しいページの特徴
新たな市区町村別ページには3つの魅力的な機能があります。
1.
動的コンテンツ生成
- アクセスした特定の市区町村に応じて、それに合った買取方法や集荷サービスを自動で最適化して提案します。都心部では来店を促すマップを表示し、遠方では宅配キットの到着日数を強調します。
2.
エリア別買取実績の可視化
- 当社のデータベースと連携し、その地域の顧客からの過去の買取実績を表示します。この「生きた実績」を見せることで、地域の顧客に安心感を持ってもらうことができます。
3.
Googleマップとの連動強化
- 各エリアページには構造化データが実装され、検索しやすくなる工夫をしています。この工夫により、同じ地域名での検索時にシェアを拡大を図ります。
代表のコメント
株式会社ストックラボの代表、尾太駿は次のように述べています。「都道府県ページを運用していく中で、お客様が『自分の街で一番高く売れる方法』を探していることを痛感しました。市区町村ページの展開は、全国の街に『デジタルの出張所』を設ける試みとして位置づけられます。店舗が存在しない地域でも、LASTLABの査定を気軽に利用してもらえるようにすることを目指しています。」
このようにLASTLABは、革靴買取の新しいスタイルを提案し、顧客のニーズに応え続けています。これからのサービス展開に期待が寄せられています。