八千代エンジニヤリングの水資源見える化ソリューション
八千代エンジニヤリング株式会社(以下、八千代エンジニヤリング)は、東京都台東区に本社を置き、持続可能な社会の実現に向けた取り組みとして、「水の地図」という新しいソリューションを発表しました。このソリューションは、流域ごとに水資源量を可視化し、企業がサステナビリティ戦略を構築する際に役立つ指標を提供します。
「水の地図」とは何か?
「水の地図」は、気象データと土地利用情報をもとに、蒸発散量や表面流出量、地下浸透量を算出し、地域ごとの水資源量を分かりやすく表現するツールです。この技術は、森林や水田などの水源涵養量を評価することも可能であり、環境保全活動や企業のネイチャーポジティブへの取り組みを支援します。
特徴
1.
全国の流域評価: 日本全国の流域における水資源量を評価可能で、地下水の浸透率も算出します。
2.
涵養施策への対応: 企業が行う水源涵養施策に対しても、柔軟に評価を行い、水資源管理を支援します。
3.
コストと時間の削減: 従来の現地調査に比べて、短期間かつ低コストで評価を実施できる点が大きな利点です。
このソリューションは、一般社団法人サステナブル経営推進機構が主催する「第7回エコプロアワード」において「優秀賞」を受賞しています。
2030生物多様性枠組実現日本会議への参加
八千代エンジニヤリングは、2025年12月2日に経団連会館で開催された「2030生物多様性枠組実現日本会議(J-GBF)第5回ビジネスフォーラム」に出展しました。このフォーラムは企業や団体が集まり、生物多様性の保全に向けた取り組みを議論する場として重要な役割を果たしています。
当社のブースでは、水リスクに関心を持つ多くの参加者が訪れ、「水の地図」のデモンストレーションを見ながら活発な意見交換が行われました。参加者からは、流域単位での水資源の「見える化」について具体的なニーズや、企業のサステナビリティ戦略における水リスク評価の重要性を再認識するフィードバックが多く寄せられました。
サステナビリティNaviの取り組み
さまざまな環境問題に対応するためのプラットフォーム、「サステナビリティNavi」も運営しており、気候変動、水リスク、生物多様性、資源循環といったテーマに基づく支援サービスを提供しています。調査や評価、方針提案や戦略策定、情報開示に至るまで幅広い支援を行っています。
「水の地図」はこのサステナビリティ問題に対する答えの一つであり、今後のサービス向上に向けて、八千代エンジニヤリングはさらなる革新を追求していきます。興味のある方は、ぜひご連絡ください。
サステナビリティNaviについて
まとめ
八千代エンジニヤリングの「水の地図」は、未来の水資源管理に向けた画期的な解決策を提供しています。この技術を活用することで、企業はサステナビリティの戦略を一層強化できるでしょう。