経理業務の自動化を実現!Sansanが採用したiPaaS「ActRecipe」の全貌
導入の背景
最近、企業におけるバックオフィス業務のデジタル化が温まっていますが、各種SaaSや内製システムがそれぞれ独自の最適化が進むことで、システム間のデータ連携が新たな課題となっています。Sansan株式会社も、自社でAIやGoogle Apps Script、Slack APIなどを使用した簡易なシステム連携には成功していましたが、財務会計システムといった高度なAPI連携においては特有の仕様を理解することが困難でした。
過去に他社のデータ連携サービスを試みたものの、システムエラーが発生するなどして安定的に稼働できなかったため、効果的な解決策を必要としていました。多くの一般的な連携ツールが単に与えられた要件を実装するだけのアプローチを取るため、経理業務に対する深入りした理解が足りないことにも不安が残ります。そこで、アクトレシピ株式会社の提供する「ActRecipe」が注目されました。このツールは高度な導入コンサルティング力を備え、業務や技術に対する理解も深めており、単なるデータ自動化だけにとどまらない提案を行いました。
ActRecipeの導入メリット
1. 自動連携機能
ActRecipeを通じて導入された主な機能には、部門コード連携、取引先マスタ連携、さらには仕訳連携があります。
- - 部門コード連携:会計システムから他のシステムへ部門コードをAPIを通じて自動的に更新します。これにより、手作業での更新が不要となり、長期間の負担を軽減しています。通常は毎月の組織変更に伴って数十のコードを手動で変更していましたが、これが全く不要になったのです。
- - 取引先マスタ連携:Googleスプレッドシートで管理する取引先コードが、5分おきに他システムへ自動で登録されるため、二重登録の手間を解消しました。これによって、在宅勤務の環境でもメンバー間のコミュニケーションがスムーズになりました。
- - 仕訳連携:現在進められているこの機能は作成された仕訳データをAPI経由で会計システムに自動的に連携する仕組みです。過去には手動での作業が必要だったため多大な時間を要しましたが、これにより業務の大幅な効率化が見込まれています。
2. 作業効率の向上
- - 部門コードのメンテナンス作業を不要にし、定期的な作業の負担を軽減。
- - 取引先マスタの二重登録を解消し、新年度などの大量更新時の負担も減少。
- - 仕訳自動連携が進むことで1日の作業が削減できる見通しです。
3. 品質の向上
リアルタイムでの更新が行えるため、データの不整合や入力ミスが排除され、月次決算の正確性も高まります。チェック作業にかかる時間が短縮されることにより、質の高いアウトプットを実現可能です。
Sansan株式会社の取り組み
Sansan株式会社の財務経理部長である黒田真吾氏は、「ActRecipeの導入によって、複雑な経理業務をより効率的に進められるようになった」とコメントしています。それまでの負担を軽減することができ、リソースを本質的な業務へ集中できるようになると語りました。
ActRecipeについて
ActRecipeは、iPaaSとして2019年に立ち上げられたデータ連携を快速化するプラットフォームです。企業が迅速に業務自動化や効率化を実現できるようなユースケースをまとめた「レシピ」を提供、このサービスは技術的な専門知識のない企業でも使いやすい設計になっています。命令された機能をそのまま実装するだけでなく、業界に特化したデータを取り扱う能力が強みです。
アクトレシピ株式会社の概要
- - 設立:2013年11月11日
- - 所在地:東京都港区赤坂9-7-1 ミッドタウン・タワー18F
- - URL: アクトレシピ株式会社
このように、ActRecipeは企業のDXを支援するための重要なツールとなっており、さらなる進化が期待されています。