スギヨの復活
2024-07-20 10:48:26

能登半島地震からの復興:スギヨの基幹商品「うな蒲ちゃん」再登場

能登半島地震からの復興:スギヨの「うな蒲ちゃん」が再び出荷



2023年1月に起きた能登半島地震による影響で、石川県七尾市内に位置する株式会社スギヨの工場は一時操業停止を余儀なくされました。特に震度6強を記録した地域は大きな被害を受けましたが、スギヨは迅速に復旧作業を始め、長い間の苦難を乗り越えて、7月16日には「うなぎ風蒲鉾」、通称「うな蒲ちゃん」の出荷を再開しました。

復旧の歩み



復旧までの道のりは厳しかったものの、スギヨは2月末にカニカマ、5月末にビタミンちくわ、そして6月末には揚げ蒲鉾と基幹商品を次々と生産再開しました。特に「うな蒲ちゃん」は、スギヨの人気商品であり、その復活は地域や消費者にとっても大きな喜びとなりました。被災から半年が経ち、ようやく大切な商品が揃い、地域の復興が具体的に進展してきました。

「うな蒲ちゃん」のリニューアルと新たな提案



「うな蒲ちゃん」の再販にあたって、スギヨは商品の裏ラベルにQRコードを追加し、消費者が簡単にレシピサイトにアクセスできるように工夫しました。これにより、家での食べ方のバリエーションが広がり、より多くの人々に楽しんでもらえるようになっています。7月24日と8月5日には「土用の丑の日」が控えており、これに合わせた多様な食べ方を提案しています。

また、金沢市内には自動販売機も設置され、ここで「うな蒲ちゃんわっぱ飯」を手軽に購入できるようになっています。これにより、訪れる観光客や地元の人々が気軽にスギヨの商品を味わえる環境が整いつつあります。

企業の概要



株式会社スギヨは、能登・七尾で創業し、明治時代から練り製品の製造を行っています。1952年には戦後の栄養問題を解決するために「ビタミンちくわ」を誕生させ、1972年には世界初のカニカマ「かにあし」を開発しました。さらに、2015年には「うな蒲ちゃん」を発売するなど、常に新しい挑戦を続け、地域に根ざした企業として成長しています。

現在、スギヨは水産練製品だけでなく、すり身を使用しない製品の開発や農業事業にも取り組み、多角的なビジネスを展開しています。また、全国各地に営業拠点を持ち、750名以上の従業員が一丸となって地域貢献を目指しています。

おわりに



復興が進む中、スギヨの「うな蒲ちゃん」を通して地域の活力が感じられます。地震からの再生において、地域の絆や人々の努力がどれほど重要であるかを再認識させられます。これからもスギヨは、新たな美味しさを生み出し続け、地域に貢献していくことでしょう。


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会社情報

会社名
株式会社スギヨ
住所
石川県七尾市西三階町10号4-1
電話番号

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