artience株式会社、MSCIインデックスに選定
artience株式会社は、東京都中央区に本社を構える革新的な化学メーカーです。1896年に設立され、ファインケミカル素材の開発と提案を行っています。最近、ESG(環境・社会・ガバナンス)投資の文脈で注目される「MSCI日本株ESGセレクト・リーダーズ指数」と「MSCI日本株女性活躍指数(WIN)」への継続選定が決まり、改めてその企業姿勢が評価されました。
MSCIインデックスとは?
これらのインデックスは、MSCI社が提供する評価基準に基づき、企業のESGへの取り組みを厳格に評価し、選定されています。具体的には、企業の情報開示やリスク管理体制、社会的影響をもたらすポテンシャルなど多角的な視点から評価が行われており、これにより選ばれる銘柄はESG貢献度が高いとされます。
また、これらのインデックスは、日本最大の機関投資家であるGPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)により、その信頼性が裏付けられています。これにより、artienceの選定は多くのサステナブル投資ファンドや金融商品の基準としても支持されています。
企業の進化と存在意義
artienceは、2018年12月から「MSCI日本株ESGセレクト・リーダーズ指数」に、2020年12月には「MSCI日本株女性活躍指数(WIN)」に初めて選定されており、現在では6つのESG投資指数にも選ばれる存在に成長しています。通称された「artience2027/2030“GROWTH”」では、感性に訴える価値の創造を目指し、人々の豊かな生活に貢献することを掲げています。
その実現に向けて、中期経営計画「artience2027」を推進し、高収益の既存事業から新たに戦略的使用群を構築しようとする方針を打ち出しています。技術革新や組織変革など、企業基盤の強化にも力を入れています。
今後の展望
artienceは今後もESGに関連する問題に積極的に取り組み、Stakeholderとのコミュニケーションを密にし、持続可能な社会への貢献を目指していきます。このような姿勢が、企業としての信頼感を高め、社会的価値を創出していくことに繋がるでしょう。
なお、artienceグループは、色材・機能材、ポリマー・塗加工、パッケージ、印刷・情報の4つのセグメントで事業を広げており、エネルギーやエレクトロニクス関連、さらにはバイオ・ヘルスケア分野にも注力しています。自社のウェブサイトを通じても、さらなる情報発信を行っており、その先端的な姿勢が国際的な市場でも高く評価されるポイントです。
持続可能な未来の実現に向けて、artienceがどのように成長していくのか、今後の動向に注目が集まります。