渋谷・神宮前でオープンしたNANZUKA UNDERGROUNDとモリマサトの展覧会

NANZUKA UNDERGROUNDが神宮前にオープン！

2021年6月5日、渋谷の新しいアートスポット「NANZUKA UNDERGROUND」が神宮前にオープンしました。このギャラリーは、渋谷二丁目の再開発に伴い、これまでのギャラリーから移転したもので、中村哲也の手による斬新なカスタムペイントが施された外壁が印象的です。

こけら落としはモリマサトの「Lonsdaleite Year」展

オープニングを飾る展覧会は、アーティスト・モリマサトによる「Lonsdaleite Year」です。彼の新作個展は2016年以来5年ぶりの開催であり、多くのファンが注目しています。

モリマサトの作品は、彼の日常生活を描いた絵日記のようなシリーズで構成されています。彼は昆虫採集や川遊び、ゲームや漫画など身近な体験からインスピレーションを得て、作品を生み出しています。日常の興味を「熱中」まで高めることで、創作活動のエネルギーを生み出すのです。

多様なメディアを駆使した独自のスタイル

モリの特徴的なスタイルは、立体作品と平面作品の緊密な相互関係です。ペンタブを使ったグラフィックをペインティングの下絵として用いることで、異なるテクスチャーを表現するプロセスは彼にとって重要な創作行為です。また、彼が制作するセラミックやブロンズ作品も、完成したペインティングを基にしたドローイングを下敷きにしています。これにより、グラフィック、ペインティング、ドローイング、立体作品という異なるメディアが融合し、独特の視覚的体験を生み出しています。

今回の展覧会では、モリが1年以上の準備を経て完成させた大作キャンバスペインティング12点と、ブロンズ作品4点が展示されます。見る者を引き込むようなその色彩と構造は、観客に新たなインスピレーションを与えることでしょう。

今後の展望

「NANZUKA UNDERGROUND」では、モリマサトの展覧会に続き、Haroshi、Christian Rex van Minnen、Wahab Saheedなど、さまざまなアーティストの個展が予定されています。これからどのような刺激的な作品が見られるのか、期待が高まります。

展覧会詳細

- 会期 : 2021年6月5日（土）〜2021年7月4日（日）
- 会場 : NANZUKA UNDERGROUND
- 住所 : 東京都渋谷区神宮前3-30-10
- 開館時間 : 11:00～19:00
- 休館日 : 月曜・祝日
- URL : NANZUKA公式サイト

モリマサトは1976年に徳島県に生まれ、現在も徳島市で創作活動を続けるアーティストです。彼は国内外のアートシーンで多くの注目を集めており、その作品には彼自身のクリエイティブプロセスの独自性が色濃く表れています。彼の作品は、コミカルでありながら深いテーマを持っていて、多くの鑑賞者を虜にしています。芸術の本質に触れることができるこの展覧会で、あなたも新たな発見をしてみてはいかがでしょうか。