水川かたまり、初主演
2026-10-24 15:23:13

空気階段・水川かたまりが初主演!新作舞台『春よ来い、マジで来い』開幕

空気階段・水川かたまり、初主演舞台『春よ来い、マジで来い』が開幕!



2023年10月23日、新たにオープンした劇場「東京建物 ぴあ シアター」にて、空気階段の水川かたまりが初めて主演を務める舞台『春よ来い、マジで来い』が開幕しました。初日を前に行われたゲネプロの様子をお伝えします。

この舞台の背景は、25年前の東京・阿佐ヶ谷。公衆電話やガラケーがまだ普及していた時代の日常を舞台に、夢を追いかけるアラサー男性の姿を描いた青春群像劇です。彼らは「何者」かになろうと奮闘する一方で、時には情けなさと孤独感に悩む複雑な心情を持っています。それでも希望を持ち続ける彼らの姿を、笑いとともにほろ苦く描いています。

原作者の足立紳は、自身の持つ「みみっちさ」を赤裸々に表現した作品と説明しており、主人公・大山タカシを水川かたまりが演じます。このキャラクターは決して理想的な人間ではなく、脚本家を目指しながら過去の恋愛に執着し、現実に悩み苦しむ姿が印象的です。

水川はその絶妙な演技でタカシの情けなさや無様さ、希望を同時に表現し、観客を引き込んでいきます。共演者たちとのやり取りにおいても、コントで鍛えたセンスが光ります。共演者の宮下雄也との掛け合いや、恋人役の加藤夏希との感情の描写には特に感情移入が感じられます。

舞台を演出したマギーは、コメディと人間ドラマを巧みに融合させ、物語を進行させる中で今の若者の葛藤を生々しく引き出しています。若者たちが夢を追い続ける様子は、多くの観客に共感を呼び起こすでしょう。

音楽にはHONEBONEが参加。彼らの演奏が、物語の展開に彩りを添え、登場人物たちの感情をより一層引き立てています。特にタカシたちが夢を追う姿と楽曲の調和が見事で、感情的な瞬間を生み出しています。

この舞台は、夢を追うことが必ずしも華やかなものではなく、実際には多くの障害が待ち構えていることを教えてくれます。それでも、主人公たちは格好悪くも一生懸命に生きています。若者たちの不器用さや未練、挫折の中からでも、希望を見つけ、前に進む姿勢を描いています。

舞台が描くのは、青春の喜びだけでなく、その苦さや葛藤も含まれています。「春を待ち続ける彼らの姿を、この作品を通じて直接感じ取ってほしい」と足立紳も語っています。

ぜひ劇場に足を運び、笑いと感動に満ちた青春群像劇を体感してみてください。彼らの物語が心に響くこと間違いなしです。

(レポート:豊泉彩乃/撮影:曳野若菜)


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