福岡市で開催された「ステハジ」ビーチクリーン
2025年6月15日、福岡市の海岸で、日本のプロサッカーチーム「アビスパ福岡」が主催する「ステハジ」ビーチクリーンイベントが行われました。このイベントは、オーシャンプラスチック問題への意識を高め、実際に手を動かして海をきれいにすることを目的としています。参加者には学生や地元の協力団体、そして多くのボランティアが集まり、活気あふれる一日が展開されました。
使い捨て文化への挑戦
この「ステハジ」プロジェクトは、“使い捨ては恥ずかしい”という理念のもと、海洋プラスチック問題や食品ロス、衣類廃棄などの社会課題に取り組んでいます。CLEAN UP、REDUCE、共創の3つのテーマを掲げ、環境問題に対する理解を深め、参加者の日常へ持続可能な行動を浸透させることを狙っています。
ビーチクリーンとアート体験
当日のプログラムでは、海岸のごみを回収するビーチクリーン活動の後、参加者自身が集めた海洋ごみを使った「プラごみアート体験」が行われました。特に注目されたのは、マイクロプラスチックを摘み取る「プラ干狩り体験」です。参加者たちは、ただ海を掃除するだけでなく、アートを通じて再利用の楽しさを体感しました。この体験を通じて、環境保護の重要性を子どもから大人までが認識し、楽しく学ぶ機会となりました。
環境教育の重要性
イベントの中では、特別に設けられたワークショップも好評を博しました。大人と子供が一緒に参加し、海の環境問題について考える時間が設けられました。参加者は自身の思いやアイデアを発言し、共に意見交換が行われる場面も見られました。
未来へのつながり
今後、アビスパ福岡は、9月に行われるホームゲームで再度この「ステハジ」プロジェクトを発展させ、来場者にこの活動の広がりを伝える予定です。回収した海洋ごみを使用しての体験イベントも企画されており、地元の皆さんさらに多くの人々にこの活動が広がることが期待されています。
おわりに
「ステハジ」プロジェクトへの参加や情報提供は、個々の取り組みが総体となり、確実に社会へ良い影響を与えます。この取り組みは、サステナブルな未来を築くための第一歩であり、私たち一人ひとりが責任を持って選択することが求められています。アビスパ福岡とOSGコーポレーションは、今後もこの活動を持続していく意義を深めていくことでしょう。このイベントの参加をもって、未来の海を守る意識をさらに育んでいくことを目指します。