定額制フィットネスと身体活動の関連性
2026年10月31日、株式会社データシードの吉田寛輝代表が第85回日本公衆衛生学会総会に参加し、インターネット調査「JACSIS 2023」に基づく研究成果を発表しました。この研究は、11,524人の就業者データを用いて、定額制フィットネス施設の利用が身体活動や座位時間に及ぼす影響を分析したものです。
研究の目的と背景
健康づくりには、身体活動の促進と座る時間の短縮が重要です。特に、フィットネス施設の利用意向と実際の利用の違いが、どのように日常生活に組み込まれているかを見定めることが目的です。吉田氏は、調査対象を18歳から65歳の非肉体労働者とし、性別や年齢、勤務状況などの要因を考慮して3つのグループに分け、分析しました。これにより、各グループの身体活動レベルや座位時間の違いを明らかにしました。
研究の結果
- - 身体活動の違い: フィットネス施設を利用意向があるが現在は利用していない人、または現在利用している人を比較したところ、身体活動のレベルはどちらのグループでも高い傾向が見られました。具体的には、身体活動レベルが中等度以上に分類された利用意向者は1.44倍、実際に利用している人は1.99倍のオッズ比が示されました。
- - 座位時間の短縮: 現在フィットネス施設を利用している人は、勤務日で約25分、休日で約44分もの座位時間が短くなることが判明。これに対し、施設に利用意向はあっても実際には利用していない人々の間には明確な差は見られませんでした。
これらの結果は、フィットネス施設の利用が身体活動を高め、座位時間を短縮する可能性を示唆しています。しかし、因果関係を直接示すものではないことにも留意が必要です。
研究の意義と今後の展望
この研究が示すのは、健康づくりにおけるフィットネス施設の利用意向と実際の利用がいかに異なるかという点です。今後は、このような研究の結果を基に、より詳細な介入研究や長期間にわたる追跡調査が求められます。データシードは、科学的根拠に基づいた健康づくりの重要性を広めるための活動を続けていく方針です。
発表概要
- - 学会名: 第85回日本公衆衛生学会総会
- - 発表日: 2026年10月31日
- - 発表形式: ポスター発表(演題番号 PE4-2)
- - 発表者: 吉田寛輝(北海道大学大学院/株式会社データシード)
これらの成果は、今後の健康促進施策において、フィットネス施設利用の重要性を再認識させるきっかけ越す分析結果として位置付けられています。また、データシードの活動が健康に関する科学的な理解を深めることに貢献することを期待しています。
さらに詳細な情報は、株式会社データシードの公式サイトや医療統計ブログにて確認できます。