DEAがJIAと提携し、社会課題解決型ゲームで新たな挑戦に乗り出す

DEAとJIAの提携背景

シンガポールに本社を置くDigital Entertainment Asset Pte. Ltd.（DEA）は、日本の金融サービス企業である株式会社ジャパンインベストメントアドバイザー（JIA）から、シリーズAラウンドにて10億円の出資を受けることが合意されました。この提携により、DEAはゲームを通じて社会問題を解決するという理念のもと、次世代の課題解決型ゲームの展開を目指します。

両社が注目しているのは、ADHD（注意欠如・多動症）の症状改善を支援するニューロフィードバックゲーム『Focus Pocus』の次世代版の開発です。JIAが持つ風洞技術を利用した新たなアプローチが期待され、社会に貢献しながら、ビジネスとしても成功する可能性を秘めています。

融合するテクノロジー

DEAの技術は、革新性とエンターテイメント性を兼ね備えたゲームを通じて、様々な社会課題に取り組むことを可能にしています。今回のパートナーシップによって、JIAの金融知識とマーケティングのスキルが加わることで、ゲームと金融が交差する新しいサービスの創出が進むでしょう。

特に、障がいを持つ方々の社会参加を促進することを狙った新たな人材開発や能力開発のソリューションに注力します。両社のリーダーたちが述べている通り、多様な才能を発掘し、未発揮のポテンシャルを社会に活かすことを目的としています。

社会的な影響と今後の展望

DEAの共同CEOである吉田直人氏は、「この資金調達によって、当社の社会課題解決型ゲーム事業をさらに加速できることを大変光栄に思います。『Focus Pocus』を人材開発の領域で事業拡大し、多くの人々の選択肢を広げることを目指します」とコメントしています。

一方、JIAの代表取締役社長白岩直人氏もその意気込みを表明し、「異業種提携を通じて新たな視点から社会課題解決に挑むことができるのを心から楽しみにしています」と語りました。