働く女性の防災意識
2012-03-05 12:58:21
働く女性の防災意識調査から読み解く親子の絆と自分自身の重要性
働く女性の防災意識調査から見えてきた課題
近年、さまざまな自然災害が発生しており、特に働く女性たちの防災意識が高まっています。朝日新聞社が実施した「ジョブラボ」による調査を通じて、特に興味深い結果がいくつか浮かび上がりました。この調査では、非常時に頼りにする人々の関係性や、震災時の体験、そしてその後の備えについて検討されています。
誰を頼りにするのか?親と自分が最も頼れる
調査では、非常時に頼れる人物についての質問が行われました。結果的に、「自分」が74.8%と最も頼りにされており、「親」62.6%、そして「パートナー」57.5%が続くという結果になりました。ここから見えてくるのは、身内の中でも紐づくきれいさはあるものの、最も頼りにされているのは自分自身であるということです。
帰宅時の困難とその内容
「帰宅時に困ったこと」についてのアンケートでは、「混雑していて進めなかった」が最も多く29.4%を占めました。続いて「寒かった」という回答が22.7%。意外にも、必要な物が手に入らなかったという回答は少数に留まりました。これらの結果は、実際の震災時に感じた制約やストレスを示しており、非常時の帰宅ルートや装備についての見直しが必要です。
安否確認にかかる時間
安否確認には多くの人が苦労したことも調査で明らかになりました。「安否確認までに1時間以上かかった」との回答は6割に達し、その中の35%は3時間以上かかったと答えています。この結果は、特に携帯電話の通信障害を生じた際の混乱を示唆しています。
震災当日、役立ったもの
震災当日に役立ったものとして「水・食料」が40%と最も多く、その後「懐中電灯」と「携帯電話のバッテリー」という回答も重要でした。特に働く女性の視点から見ると、「歩きやすい靴」が必要であるという意見も寄せられており、これには潜在的な危機意識が反映されています。
防災対策に関する変化
震災後に持ち歩くようになったものは「懐中電灯」が最も多く、次に非常用食料や水、携帯電話の充電器が挙げられました。さらに「特にない」と答えた人も相応にいて、準備の認識に差が存在していることが示されています。
震災時の行動
震災発生時の行動についての自由回答では「机の下に隠れた」「建物の外に出た」「じっとしていた」というさまざまな行動が見られました。これらからも、個人の判断や行動様式が非常時のストレスにどのように影響を与えるかがわかります。
未だ改善の余地がある防災意識
この調査を通じて、働く女性たちは自分自身を大切にし、非常時に備えることの重要性を再認識させられます。親や家族に頼ることの大切さも忘れてはいけません。今後は、さらに具体的な対策を講じる必要があるでしょう。
詳しい調査結果や今後の防災に関わる情報は「ヨクバリージョ白書」で随時公開されます。ぜひご確認ください。
調査テーマや詳細については、朝日新聞社の「ジョブラボ」のウェブサイトにアクセスしてみてください。
会社情報
- 会社名
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朝日新聞ジョブラボ
- 住所
- 東京都中央区築地5-3-2
- 電話番号
-
03-5540-7712