株式会社オロが新たなシステム連携基盤「Synqlet」を発表
株式会社オロは、2026年7月1日より、開発者向けの新しいシステム連携基盤「Synqlet」(シンクレット)を提供すると発表しました。この新サービスは、企業が直面する複雑なシステム連携のニーズに応えるもので、TypeScriptによる高度な開発を可能にします。
Synqletの背景と必要性
総務省の調査によれば、クラウドサービスを利用している企業は83.5%にのぼり、そのニーズはさらに高まっています。特に、システムの拡張性を求める声が増えており、柔軟なシステム運用が必要です。こうした中、システム間連携の重要性が増している一方、既存の連携ツールでは複雑な条件やデータの加工に限界があり、利用は難航しています。また、サーバーレス環境では設定が煩雑なことも課題です。
Synqletの3つの特徴
「Synqlet」には以下の3つの特徴があります。
1. 視覚的構築と柔軟なコーディングの両立
フローエディタを使用することで、連携処理の全体像を視覚的に把握しつつ、タイプスクリプトを用いて処理内容を詳細に記述できる点が大きな魅力です。これにより、ノーコードツールの利便性を保ちながら、必要な柔軟性も確保しています。
2. 高度なセキュリティ設計
Denoを基盤にしたこの環境は、クラウドランナーとローカルランナーの両方を提供し、オンプレミス環境での利用にも対応しています。OAuth2やAPIキーは公開鍵で暗号化して保管されるため、セキュリティも万全です。
3. 生成AIに対応した開発支援
Synqletは、生成AIを活用し、連携プログラムの作成やテストをネイティブに行うことが可能です。これにより、開発のスピードを大幅に向上させることが期待されています。
Synqletが必要な企業
この新たな基盤は、特に自社システムやSaaS間の連携を模索する企業、あるいは複雑な業務フローを持つ開発現場に推奨されます。また、顧客向けにシステム連携基盤を構築・保守するSIerや受託開発企業にも大いに役立つでしょう。
提供価格とサービス内容
「Synqlet」は基本料金が月額利用料のみで、貴社の開発チームによる運用が可能です。料金は要件に応じて都度お見積りとなります。また、要件の整理から連携フローの開発・保守まで、オロに依頼することも可能です。開発責任者の後藤歩氏は、これまでの基幹系プロダクトの経験を活かし、企業の連携課題を解決すべくSynqletの開発に取り組んでいると述べています。
今後の展望
オロは、Synqletを2026年1月から社内で運用を開始し、外部への提供を促進させることを目指しています。ZACやハヤサブなどの既存サービスと連携も進める予定で、より多くの企業に向けた機能強化を図るとのことです。
まとめ
「Synqlet」は、株式会社オロが提供する新たなシステム連携基盤として、企業が直面する複雑なシステム間の連携という課題に対処することを狙いとしており、その展開に期待が寄せられています。システム連携の新たな時代が、ここから始まります。詳細は公式サイトにて確認できます。