DataLabs株式会社は、2024年10月16日付で新たに執行役員を迎えることを発表しました。中野嵩士氏がCRO(最高研究開発責任者)に、江藤博哉氏がCOO(最高執行責任者)に就任します。これにより、同社はさらなる経営基盤の強化を目指しています。
中野嵩士氏は京都大学で物理の博士号を取得し、その後エンジニアリング分野で豊富な経験を積んできました。流体や粉体解析、さらにはAIを用いた3Dデータ分析を手掛けており、最新の技術革新を実現しています。中野氏のコメントによれば、建設業の現場でのさまざまな課題を解決するため、3次元データに基づいたプロダクトの開発に力を入れていく意向を示しています。
一方、江藤博哉氏は東京大学を卒業後、東海旅客鉄道に在籍し、幅広い業務を経験した後に2022年にDataLabsに加わりました。これまでの役割では、新規事業の開発やプロジェクトのマネジメントを手掛け、業界の課題の解決に向けた取り組みを進めてきました。江藤氏もまた、現場での課題を正確に把握し、関係者が一体となって取り組む必要性を強調しています。
DataLabsは、「3次元データで建設業を変革する」を理念に掲げ、さまざまなクラウドシステムを提供しているスタートアップ企業です。3次元の技術を駆使して、建設業における業務の効率化を目指しています。現在展開中のプロダクトには、3次元配筋検査システム「Modely」や、点群データの自動3Dモデル化を可能にする「LinkedViewer」があります。
今回の執行役員の就任により、DataLabsは経営のさらなる強化とともに、技術開発の推進と新規事業の拡大を目指す姿勢を明確にしています。中野氏と江藤氏のリーダーシップのもと、組織として建設業を革新するための挑戦を続けていくことでしょう。彼らの専門知識と経験を活かし、さまざまな課題解決に取り組んでいく姿勢が、業界全体の発展に寄与することを期待しています。
DataLabsは現場のニーズを的確に捉え、革新的なソリューションを提供する企業です。新任の役員が加わったことで、今後の展開がますます楽しみです。デジタルインフラの進化を支えるリーダーとして、DataLabsの成長に注目しましょう。