水産加工業の未来を支える「水産加工連携プラン」参加者を募集中！

水産加工業の未来を支える「水産加工連携プラン」

公益財団法人水産物安定供給推進機構は、水産加工連携プラン支援事業の実施に伴い、新たに民間事業者の募集を開始しました。このプランは、水産加工流通業の直面する多くの課題を解決するために、生産から販売までを見据えた包括的な支援を行うものです。

背景

近年、水産業界は原材料不足や人手不足に直面しています。特に、地球温暖化などの環境変化は資源に直接影響を与え、生産が不安定になる要因を作っています。そこで、水産加工業の持続的発展を図るため、業界全体での連携が必要とされています。新たなアイディアや技術を持った事業者が参加することにより、サプライチェーン全体の課題解決を目指します。

支援内容

本事業では、以下のような取組を行う事業者に対し、必要な経費を助成します：

1. 原材料の確保: 資源状態の良い魚種への原材料の転換や、低・未利用魚を利用した新商品開発など。
2. 生産性の向上: ICTやDXの導入、省エネ機器の活用、高品質な商品作りを通じた生産性向上の取組。
3. 人手不足の解消: 流通の効率化や作業自動化を進め、中核的水産加工事業者の育成を行うこと。
4. 持続可能な取り組み: 環境負荷の少ない原材料調達制度の確立や、流通の革新を進めるための取組。

これらの支援を通じて、持続可能な水産加工流通業の実現を目指します。

応募要件

対象となるのは、漁業者や養殖業者、流通業者、加工業者及びこれらの団体で、2者以上で構成される連携協議会に参加することが求められます。各事業者が持つ特性やリソースを生かし合って、課題解決に向けた計画を実行することが目的です。

経費助成の詳細

主な助成経費には以下の内容が含まれます：

- 協議会助成経費: 連携協議会による体制構築や、事業計画の検討、専門的なコンサルティングを受けるための経費（最大400万円）。
- プラン支援事業費: 連携協議会が行う取組の実行に要する経費（助成率は1/2以内）。

応募方法と期限

興味のある方は、公式ウェブサイトに掲載された募集要項に従い、所定の様式に必要事項を記入の上、ご応募ください。応募書類の提出締切は令和7年6月20日（金）の午後5時までです。

詳しくは、安定機構の公式HPをご覧ください。

お問い合わせ先

ご質問や不明点がある場合は、公益財団法人水産物安定供給推進機構・向井または橋本（TEL：03-3254-7044）までお問い合わせください。住所は、東京都千代田区神田東松下町28－5 吉元ビル6階です。土日祝日はお休みですので、ご注意ください。

この機会に、業界の未来を共に切り開く挑戦に参加しましょう。新たなアイディアや技術を投入し、持続可能な水産業の実現に向けて、皆様の応募をお待ちしています。