阪神高速道路が主催する共同研究公募相談会の詳細
阪神高速道路株式会社は、2024年10月28日から11月1日の期間、コミュニケーション型共同研究公募相談会を実施します。このイベントは、企業などからの技術提案を受け入れ、共に研究を行うことで新たな価値を創出する枠組みです。今回で20回目を迎えるこの相談会には、過去に223件の技術提案が寄せられ、68件の共同研究契約が締結されています。これにより、実際の現場適用や標準化への道も拓かれています。
共同研究の目的と内容
この共同研究では、企業が持つ技術、つまりシーズ(技術やアイデア)が阪神高速グループの抱える課題、すなわちニーズにどう応えるか、または既存の技術との融合で新しい価値が生むかを確認することが目的です。具体的には、建設や維持管理にかかわる構造技術や電気通信技術、交通技術分野において、特に求められる技術は以下のようなものです。
- - プレキャスト化技術:経済的かつ施工性に優れたシールドトンネル内部構造の開発
- - 舗装技術:シールドトンネル床版上での経済性を考慮した舗装方法
- - 環境影響低減方法:シールドトンネル施工による地上設備の影響軽減
- - 維持管理法:地中構造物周りの砕石ドレーン維持管理方法
- - 改質材開発:経済的で環境に優しい工事発生土の改質材
- - モニタリング手法:標識柱のき裂損傷を監視するための新手法
公募相談会の概要
公募相談会は、阪神高速道路の本社を会場に、対面形式で行われますが、必要に応じてWEB(TEAMS)を併用する場合もあります。参加は無料ですが、応募者の数が多い場合は希望通りの調整ができないこともありますので、早めの申し込みをお勧めします。
相談会では、各参加者が自身の技術についてプレゼンを行い、阪神高速グループのニーズに基づいたコミュニケーションを図ります。具体的な日程は、9月27日にお知らせされる予定です。応募者の技術に対し、どのようなニーズがあるのかを知り、具体的な提案を行う良い機会です。
申し込み方法と締切
共同研究公募相談会への申し込みは、Googleフォームを通じて受け付けます。応募に際しては以下の情報が必要です。
- - 応募者名(複数社での応募も可)
- - 連絡先(担当者名、メールアドレス、電話番号)
- - 提案する技術(複数可能)
- - 提案する技術の分野(詳細は所定のURLを参照)
申し込みの締切は2024年9月12日17時です。
詳細やよくある質問については、公式サイトにて確認できます。また、技術営業目的の申し込みはご遠慮ください。
最新の技術が求められる時代、阪神高速道路との共同研究を通じて新たな可能性を広げてみてはいかがでしょうか?興味のある方は、公式サイトのURLから情報の確認と申し込みを行ってください。