日本の伝統を未来に紡ぐ「焼桐ブレッドボックス」
大川市のオンライン専門店「大川家具ドットコム」が、桐箪笥の名店「桐箪笥 和光」と協力し、現代の厨房にぴったりな新しい保管箱を開発しました。その名も「焼桐のブレッドボックス」です。これは、伝統的な日本の木工技術を活かした製品であり、クラウドファンディングを通じて世界に届けることを目指しています。
クラウドファンディング始動の背景
日本は四季が明確な国であり、高湿や乾燥といった気候条件に対応するための生活文化を育んできました。その中で選ばれる素材として、桐があります。桐は湿度をうまく調整し、軽く取り扱いやすい特性を持っています。この特性を活かし、焼桐仕上げの保管箱は、パンを始めとする様々な食材の保管に最適化されています。具体的には、海苔や昆布、かつお節、さらには乾燥食品や茶葉まで対応でき、毎日の料理をスムーズにサポートします。
焼桐による実用性の向上
焼桐の保管箱は、炭化させることで表面が強くなるため、日常の使い方や汚れに強いという特長があります。これにより、日本の台所にも自然と馴染むデザインが実現しました。また、電気を使う必要がないため、キッチンでのおしゃれなアイテムとしても機能してくれます。そして、アウトドアでの使用も想定されているため、キャンプやピクニックにも持って行けて、利便性が非常に高いです。
クラウドファンディングの目的
大川家具ドットコムは、アメリカを主なターゲットにこのプロジェクトを開始しました。海外における焼桐の受容性を調査し、意見や応援の数から製品の将来を探ります。また、応援購入により生産体制を無理なく整え、安定した品質を維持し続けることも目指しています。このような透明性を持った進め方が、クラウドファンディングの強みであり、応援者たる皆さまとのコミュニケーションを重視しています。
大川家具の新たなる目標
「私たちの仕事は、日本の精緻な木工技術を世界に広げることです。桐の知恵を現代の台所に生かす道具として提案をしています」と大川家具ドットコムの代表は強調します。為替や物流環境の変化にも関わらず、無理のない数量設計を心掛け、応援者の皆さんと対話しながら海外市場での展開を進めていく意向です。
プロジェクトの詳細
プロジェクト名は「The Burnt Paulownia Bread Box」で、支援ページは
こちらです。支援のスタイルは「All-or-Nothing」を採用しており、日本国内からも参加できます。リターンは製品中心に設定されており、詳細は支援ページをチェックしてください。
産地の思いを込めた品質管理
大川市から全国へ、そして世界へと広がった桐の文化。この保管箱は、その産地である大川の分業体制によって、厳格な選別から仕上げまで丁寧に処理されることで高品質が保証されています。現代の忙しい生活の中でも、安心して使える道具を提供し続けることが彼らの使命です。
このプロジェクトの成功により、日本の家具の魅力が一人でも多くの人々に届くことを期待しています。私たちの台所に桐の文化を!