超音波モータの未来
2025-09-07 20:45:31

超音波モータの新たな未来を切り開くアイデアソンが成功裏に終了

超音波モータの新たな未来を探る『次世代モーターアイデアソン2025』



2025年8月30日、熊本県八代市に本社を置く株式会社Piezo Sonicが主催した『次世代モーターアイデアソン2025』が東京の「PiO PARK」で開催されました。このイベントは、超音波モータ技術の認知を広め、新しい活用法を見つけるために設けられたワークショップです。エンジニアやクリエイター、学生など、約30名の多様な参加者が集まり、独創的なアイデアを競い合いました。

超音波モータの魅力とは?



イベントでは、まず当社代表の多田興平が超音波モータの特徴を説明しました。このモータは、電磁モータとは異なり、電源がオフでも姿勢を保持できる能力を持っています。また、静音性と力強い駆動を実現しているため、ロボットや監視カメラ、医療用機器などでの利用が増加しています。このような特性から、超音波モータは特定の分野で特に有用であることが確認されています。

参加者が社会課題に取り組む



アイデアソンでは、参加者はグループに分かれて、特定の社会課題について考えることが求められました。テーマには「医療」「災害」「交通」などがあり、参加者はこれらの問題に対する超音波モータの活用方法を模索しました。生成AIを用いることも認められ、参加者は柔軟な発想をもってアイデアを出し合いました。

例えば、運動時のケガ防止を目的としたリハビリ支援ロボットや、自動で水をやる家庭菜園システムなど、多様なアイデアが生まれました。参加者はそれぞれのアイデアをより具体的にするために、4つの評価軸を用いて検討を行いました。これには独創性や実現可能性、ワクワク度が含まれ、最終的に各グループの代表アイデアが選ばれました。

緊張感あるプレゼンテーション



選ばれた代表アイデアは、審査員および他の参加者に対してプレゼンテーションが行われました。そこで発表されたアイデアの一部は以下の通りです:

  • - 静音ゆりかご:赤ちゃんが音に敏感である点を考慮し、超音波モータを用いて静かな動作を実現したアイデア。
  • - スマート寝具:寝起きの苦手な方のために、自動で起き上がれるベッドデザインを提案。
  • - 自動照準器:安全な照準合わせを可能にする、高性能なデバイスのアイデア。
  • - 3D電子レンジ:より均等に加熱できる電子レンジについての革新的な提案。

厳正な審査の結果、優勝に輝いたのは「静音ゆりかご」であり、子育てにおける実用的な課題解決に寄与するものであると評価されました。プレゼンテーションの後、参加者からは「普段とは異なる視点でアイデアを考える良い機会となった」との言葉が続きました。

次回開催に期待



今回、予想以上の参加者が集まり、2倍以上の増席を行ったことからも、その関心の高さが伺えました。次回のアイデアソンは12月6日に東京の「NEXs Tokyo」で開催予定です。参加希望者は公式アカウントをフォローして最新情報を受け取ることをお勧めします。Piezo Sonicは今後も超音波モータの可能性を広げていく所存です。


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会社情報

会社名
株式会社Piezo Sonic
住所
熊本県八代市鏡町有佐1302 神田工業 熊本事業所 3号棟
電話番号
03-6379-6020

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