外部公開IT資産を狙うランサムウェアについて
サイバー攻撃のリスクが増大し続ける現代において、特に注目されるのがランサムウェア被害です。企業や団体は、急速に進化するデジタル環境において様々なビジネスを展開していますが、その裏には脆弱性が潜んでいます。本記事では、最近開催されたウェビナーを通じて、ランサムウェア攻撃の実態やその対策について深掘りしていきます。
ランサムウェアの脅威
近年、ランサムウェアによるサイバー攻撃が急増しています。警察庁サイバー警察局の調査によると、感染経路の8割以上はVPNやリモートデスクトップからの侵入によるものです。攻撃者は、外部に公開されたIT資産をターゲットとし、先に情報を収集して攻撃の計画を練ります。
特に、事業部が独自に立ち上げたWebサイトや、従業員が業務で利用するクラウドサービスなど、情報システム部門が把握していない資産が存在し、その管理が甘い状況が見受けられます。これら未把握の資産は、サイバー攻撃者にとっての入場券となり得るのです。
外部公開IT資産の把握とその重要性
このような状況を打破するには、外部に公開されたIT資産を把握し、定期的に評価する仕組みが不可欠です。子会社やグループ会社を持つ企業では、その数が膨大なため、資産の棚卸しが難しいという課題があります。しかし、それを怠ると、結果的にセキュリティリスクが増大します。
具体的には、全社的な対策を講じるためには、各部門と連携し、外部に漏れ出していないかを綿密に確認することが求められます。これにより、ランサムウェアの攻撃から身を守ることができるのです。
ASM(Attack Surface Management)の導入がカギ
そうしたデジタルセキュリティの強化策として注目されているのが「ASM(Attack Surface Management)」です。経済産業省が公開したASM導入ガイダンスでは、外部から把握できる情報を元に自社のIT資産を特定し、管理する方法が紹介されています。これにより、アタックサーフェースを効率的に管理し、リスクを抑制することが可能です。
2023年には、国産の「ネットde診断 ASM」といった手軽に導入できるツールも登場し、企業のセキュリティ強化に役立てられています。特に、複数の部門が異なるドメインを持つような企業にとっては、非常に有用な手法でしょう。
ウェビナーでの学び
今回のウェビナーでは、ASMの基本的な考え方や実践事例についても詳しく解説されました。また、ASMツールの紹介を通じて、参加者は実際の導入に向けての具体的なステップを学ぶことができました。これは、サイバー攻撃から自社を守るための有益な情報となるでしょう。
まとめ
サイバー攻撃は日々進化していますが、我々もそれに対抗するための知識と手段を持つべきです。このウェビナーは、企業が防衛策を講じる上で非常に貴重な機会となるでしょう。セキュリティを強化したい全ての企業にとって、参加する価値があるイベントです。