秩父市がKDDIスマートドローンと地域活性化を目指す協定を締結

秩父市とKDDIスマートドローン、地域活性化のための連携協定を締結

埼玉県秩父市では、2025年12月15日にKDDIスマートドローン株式会社、及び一般社団法人ちちぶ結いまちとの間で、ドローンを活用した地域活性化を目的とした連携協定が結ばれました。この協定は、平時と有事の際を問わず、秩父市における「フェーズフリー」な社会基盤の構築を目指すもので、安全で持続可能なインフラの確立や地域デジタル人材の育成を通じて、市民向けサービスの向上を図ることを目的としています。

本協定の重要なポイント

1. 協定の目的と意義

この協定に基づく連携では、秩父市が直面する様々な課題に対処するため、ドローン技術を活用します。具体的には、地域の見守りや災害時の対応、市民の生活を支えるための物流サービスの向上などが含まれます。特に、山間地域における物流効率化や、安全な地域社会の構築に向けた取り組みが期待されています。

2. 連携事項の詳細

官民一体となったこのプロジェクトでは、以下の4つの連携事項が取り決められています。

1. ドローンポートの設置・運用・管理: 秩父市内にドローンポートを設置し、地域活性化に寄与します。
2. ドローンスクールの開校: KDDIスマートドローンアカデミー秩父校を開校し、ドローン操縦技術を持つ人材の育成を行います。
3. ドローン物流の定常運航: 特に山間地域におけるラストワンマイル配送を可能にするドローン配送サービスの導入を目指します。
4. その他必要な事項: 上記以外にも、協力関係を強化するための各種取り組みについても自由に協議していくことが合意されています。