ミツミ電機がinvox導入で業務効率化とコスト削減を実現

ミツミ電機が業務改善を推進

ミツミ電機株式会社は、業務効率化とコスト削減を目的に、株式会社invoxの「invox発行請求書」と「invox電子帳簿保存」を導入した。この新しいシステムにより、年間約10万件の国税関係書類を一元管理し、従来の月間1,200件のFAX送信への依存を断ち、電子メールによる送信に切り替えた。

外注コストとペーパーレス化の必要性

企業にとって、国税関係の書類を正確に、そして迅速に処理することは非常に重要である。ミツミ電機は従来、この業務を外部に委託していたため、外注コストが嵩むばかりか、修正や再送にかかる手間が大きな負担となっていた。インボイス制度の施行を控え、書類フォーマットの変更が迫られる中、これまでの方法では対応が困難に。

また、電子帳簿保存法への対応も進めるべく、すべての国税関係書類を紙で保管していたミツミ電機は、文書管理におけるスペースの確保や書類の検索に多くの時間を割かれていた。このような背景から、同社は法改正を機にペーパーレス化を目指すことになった。

invoxの導入による変化

invoxの導入後、ミツミ電機が得た効果は2つに大別される。まず、月間約1,200件のFAX送信が不可となり、すべての書類がメール送付に置き換わった。この変化により、修正や再送の対応が迅速に行えるようになり、情報共有も簡素化された。特に、CC機能を用いることで、資材担当者や取引関係者とのコミュニケーションが円滑になった。

次に、invox電子帳簿保存によるペーパーレス化の進展が顕著だ。従前は、過去の書類を探し出すのが難儀であったが、今や必要な書類を即座に検索可能となった。これにより、業務のスピードが向上し、倉庫スペースの有効活用に寄与している。

invoxからの毎月の機能アップデートのお知らせも大いに役立っている。特に「指定箇所の読み取り機能」が重宝されており、同一フォーマットの書類を短時間で処理する際、自由な読み取りが可能な点がユーザーにとって利点となっている。

さらなる効率化に向けて

ミツミ電機は今後、invox受取請求書の導入を視野に入れている。現状、invox電子帳簿保存を用いた電子帳簿保存法には準拠しているが、会計ソフトへのデータ入力は依然として手作業が必要である。これがボトルネックとなっているため、自動データ化を推進し、業務のさらに効率化を図ろうとしている。

今後も、invoxの機能をフル活用し、業務改善を継続的に推進していく方針である。

ミツミ電機株式会社について

ミツミ電機株式会社は、電子部品を中心に事業を展開する総合メーカーである。コネクタやスイッチに加え、IC、高周波製品などの開発・製造・販売を行い、国内外の多くの拠点を持つ。2017年には、ミネベア株式会社との経営統合を経て、さらに事業の拡大を目指している。

invoxについて

株式会社invoxは、デジタル時代における業務効率化を目的としたサービスを提供している。invox発行請求書と電子帳簿保存は、企業の書類管理をスムーズにし、業務の効率化を実現するためのツールとなっている。invoxは、子どもたちの未来を明るくするための支援にも取り組んでおり、企業の成長と社会貢献を両立させる企業姿勢が評価されている。