CData Sync V25.1が新機能でデータ連携を強化
2025年4月15日、データ連携のリーディングカンパニーであるCData Software Japanが『CData Sync』の新バージョン『V25.1』を発表しました。この新バージョンでは、特に多くの日本のユーザーから要望されていたkintoneへのリバースETL機能が追加され、データ連携の可能性が広がります。
リバースETLとは?
リバースETLは、データベースやSaaSプラットフォームから収集したデータを、別の業務アプリケーションに再度書き戻す機能です。CData Syncの最新バージョンでは、ユーザーが直感的に操作できるUIを通じて、基幹システムに格納されたデータをkintoneアプリへ柔軟に追加したり更新したりできるようになりました。これにより、エンドユーザーは業務アプリケーション上で常に最新の情報を活用できる環境が整います。
具体的なユースケース
1.
基幹システムのデータを活用: 例えば、Oracle Databaseに格納された顧客情報や商品マスタをkintoneアプリと連携させ、営業担当者が最新情報を簡単に参照・使用可能にします。
2.
DWHからのデータ書き戻し: データウェアハウスで集約・加工したリード情報を、kintoneの顧客管理アプリに書き戻すことで、営業活動の精度が向上します。
3.
複数システムのデータ可視化: 複数の業務システムから集めたデータをDWHで統合し、その結果をkintoneのアプリに登録することで、関係者が簡単にデータ可視化を行えます。
このようなユースケースは、手間をかけずに業務の効率化や迅速な意思決定を支援するものです。
今回の重要なアップデート
CData Sync V25.1では以下の機能強化にも注目が集まっています。
- - パフォーマンスの向上: Amazon RedshiftおよびDatabricksへのデータレプリケーションの速度が大幅に改善され、およそ1/3の処理時間が短縮されました。
- - ワークスペース機能の搭載: 管理画面で複数のジョブや接続をグルーピングでき、利便性が向上します。この機能により、複数部門での利用にも対応できます。
- - CDC機能の拡張: 新たにDB2やIBM Informixのサポートが追加されることで、より多くのデータソースからの変更データを効率的に追跡・同期できます。
これらの機能強化により、CData Syncはさらなる高速かつ安定したデータ連携を実現しています。
ウェビナー開催について
CData Sync V25.1のアップデート内容を詳しく学べるウェビナーが、2025年5月29日にオンラインで開催されます。講師にはSenior Product Specialistの宮本航太氏を迎え、デモを交えて新機能の解説が行われます。興味のある方は、CDataの公式ウェブサイトで詳細情報を確認し、ぜひお申し込みください。
今後もCDataはお客様のニーズに合わせて、データ連携や活用の可能性をさらに広げるための機能強化を続けていきます。CData Syncを活用することで、ビジネスプロセス全体の効率化を図ることができるでしょう。