アグリツリーの挑戦
2025-04-24 13:39:50

豊田合成との提携で進化するアグリツリーのソーラーシェアリング事業

アグリツリーが挑む新たな農業革命



株式会社アグリツリー(福岡県那珂川市)が、豊田合成株式会社(愛知県清須市)との第三者割当増資を発表しました。この提携により、アグリツリーの長年の目標である「食とエネルギーを結びつける未来」が一層具体化されます。

アグリツリーは2018年に設立以来、特にソーラーシェアリングを用いた営農型太陽光発電の普及に力を入れてきました。第三者割当増資を通じて、農業の持続可能性と地域社会の活性化を進め、さらには脱炭素社会の実現に寄与したいと考えているのです。

ソーラーシェアリングの役割



ソーラーシェアリングは農地に太陽光発電パネルを設置し、その影で農作物を育てる技術で、電力の生産と農作物の栽培を同時に行うことができます。この技術は、日本国内で2013年以降に広まり、現在では5,000件以上の事例が存在します。中には農業実施が不十分な場合もありますが、地域の経済活性化に寄与する成功事例も多数あります。

今回の資金調達を経て、アグリツリーは必要な研究・開発を進め、特にベトナムにおける農水産業の課題解決に寄与することを目指しています。

ベトナムでの展開



ベトナムは農業が盛んな国である一方で、気候変動の影響を特に受けています。高温障害や土中の水分蒸発が進み、農業生産が厳しい状況にある中で、ソーラーシェアリングの部分的な遮光効果は、作物を害から守る手段として注目されています。

アグリツリーは、2025年までに九州大学やベトナムの複数の大学と連携し、8つの実証設備を設置する計画です。これによりソーラーシェアリングの有効性を学術的に評価し、地域での導入を促進していくそうです。


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会社情報

会社名
株式会社アグリツリー
住所
福岡県那珂川市今光1丁目115
電話番号
092-953-2725

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