クマ出没を可視化
2025-12-26 12:51:28

全国のクマ出没情報を可視化!スタートアップが新たなダッシュボードを発表

クマ出没情報を一元管理する「FASTBEAR」の登場



最近、クマによる人的被害の増加が報告され、クマとの共存が大きな課題となっています。これを受け、東京大学と会津大学から派生したスタートアップ、株式会社Aisometry(アイソメトリー)は、全国47都道府県のクマ出没情報を集約して可視化する新しいダッシュボード「FASTBEAR(ファストベア)」を発表しました。

FASTBEARの特徴


FASTBEARでは、独自のAIエージェントが自治体からの公式発表や報道を自動的に収集し、最新情報をリアルタイムで反映します。これにより、ユーザーは地図上で簡単にクマ出没の状況を把握することが可能になります。特に、過去10年間にわたる数万件のデータが蓄積されており、今後は通知機能の導入や、情報収集の範囲拡大も予定されているため、さらに有用なツールとなるでしょう。

背景と開発の目的


環境省のデータによると、2023年度にはクマによる人的被害が230件に上り、その内訳は犠牲者が13人に達しています。出没頻度も増加し、市街地近くでの目撃情報が相次いでいます。このような状況の中、Aisometryのチームは、現場の職員が抱える情報の真偽確認や混乱を助けるためのプロダクトとしてFASTBEARを開発しました。情報が分散していることで生じる混乱を軽減し、早急に行動を起こせる仕組みを構築することが目指されています。

SENTINEL:クマ検出AIカメラ


さらに、同社は市街地に隣接するエリアでクマの侵入を察知するために開発中のAIカメラ「SENTINEL(センチネル)」も注目されています。このカメラが設置されることで、安全対策の強化や迅速な対応が期待され、地域全体の防衛網を構築することが可能です。これにより、住民の不安感を軽減することができると考えられています。

経済産業省との連携


Aisometryの取り組みは、経済産業省が推進する「未踏的な地方の若手人材発掘育成支援事業」で支援されており、東京大学や会津大学の研究開発メンバーが中心となって進められています。このプロジェクトは、地域課題の解決に貢献することを目指しており、実運用実験を行いながら、機能を拡充していく計画です。

まとめ


FASTBEARの登場によって、クマ出没情報の収集と分析、及び迅速な対応が一つのプラットフォームで可能になります。これにより、安全で安心な生活環境の実現が期待されており、地域課題に対する新しい解決策が提示されています。今後もこのプロジェクトの進展に注目が集まります。


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会社情報

会社名
株式会社Aisometry
住所
東京都文京区本郷6丁目25−14宗文館ビル3階 (HONGO EGG内)
電話番号
080-3684-0228

関連リンク

サードペディア百科事典: 東京都 文京区 FASTBEAR SENTINEL Aisometry

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