知財活用の新しい形
2024-12-10 12:23:43

ReGACYがSK弁理士法人と提携、知的財産の新たな活用支援へ

ReGACYとSK弁理士法人の戦略提携



ReGACY Innovation Group株式会社(以下、ReGACY)とSK弁理士法人(以下、SKIP)が新たな戦略的提携を発表しました。これは、日本国内の大学や企業に埋もれている革新的技術やアイデアを掘り起こし、知的財産を有効に活用して新たな事業化を支援することを目的としています。現代のビジネス環境では、急速な技術革新と市場の変化に対応するために、知財を積極的に活用することが不可欠です。この提携により、両社は国内外の競争力を持つ新規事業の創出を加速させる狙いです。

提携の背景と現状



日本の大学や企業では、技術的に優れた発明やアイデアが多数生み出されていますが、その多くは実用化されることなく「眠れる知財」として存在しています。特に、事業化に必要な視点や権利保護の不足により、これらの技術は市場に出にくい状況にあります。実は、研究段階で必要な競合優位性や模倣困難性が証明されないため、この問題が生じています。このため、それぞれの領域での専門プレイヤーが分散していることが一因です。

特許取得やビジネス開発の専門性を持つ各企業が個別に動くことで、戦略的な一貫性が失われてしまいます。そこで、ReGACYとSKIPはこのような課題を解決するために連携を強化し、包括的なコンサルティングサービスを提供することにしました。

提供するアプローチ



1. 大学に対する支援



モジュールの一つとして、ReGACYが提供するシーズ探索サービスやオープンイノベーションプログラムが重要な役割を果たします。これにより、大学や企業が保有する特許や技術シーズを細かく分析し、事業化の可能性が高い技術を特定します。その後、SKIPの専門知識を活かして特許戦略の立案を行い、具体的な事業化提案を実施します。このアプローチは、知的財産の価値を最大限に引き出し、国内外での競争力向上を図ることを目指しています。

2. 企業への支援



さらに、企業向けにはSKIPとの提携により、休眠特許の利用を促進し、新しい研究開発領域への参入を推進することが可能になります。このプロセスでは、企業や大学の知財部門と連携し、プロジェクトのコンセプトメイキングや社内での予算獲得をハンズインでサポートします。これにより、企業のイノベーション能力を高め、新事業の立ち上げを後押ししていきます。

各社からのメッセージ



この提携に対する期待感は両社の代表者からも伝えられています。

ReGACYの取締役である桶谷建央は、「大学や企業が保有する特許や技術シーズの活用が進むことで、社会に対してより一層大きな価値を生み出すことを期待しています」と述べています。彼はディープテック系のイノベーションがスタートアップの成長に寄与することに強い信念を持っています。

一方、SKIPの代表社員である奥野彰彦は、「この提携を通じて、単なる知的財産権の業務に留まらず、戦略の形成まで包括的に支援できることが期待される」との考えを示し、大企業とスタートアップのオープンイノベーションの重要性を強調しています。

ReGACY Innovation Groupについて



ReGACYは、2022年に設立され、大手企業や自治体、教育機関向けに特化した事業化支援を行っています。経営コンサルティングとベンチャーキャピタルの手法を統合することで、イノベーションの探索から事業化に至るまでを一貫して支援しています。このような背景から、ReGACYは今回の提携を通じてより多くの革新を促進し、ビジネスの発展に寄与することを目指しています。

この新しい提携によって、今後はさらなる技術の実用化と社会の発展に貢献することが期待されます。


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会社情報

会社名
ReGACY Innovation Group株式会社
住所
東京都千代田区神田神保町1丁目24−1 CIRCLES神保町Ⅱ 10階
電話番号
050-5527-4330

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