エレベーターとロボット実験
2025-12-10 14:22:02

エレベーターとロボットの連携で荷物配送が進化!マンションでの実証実験

自律搬送ロボットがエレベーターと連携!新たな荷物配送システム



三菱電機ビルソリューションズ株式会社、Preferred Robotics株式会社、大英産業株式会社の3社が共同で行う自律搬送ロボットの実証実験が、2025年11月27日から2026年1月の間、福岡県内のマンションで実施されることが発表されました。このプロジェクトは、エレベーターとロボットの連携によって、居住者の生活をより便利にすることを目指しています。

実証実験の目的と内容


この実証実験では、居住者が生活するマンションで自律搬送ロボット「カチャカプロ」がエレベーターと連携し、ロビーから各部屋への荷物やカートの自動搬送を行うシステムを構築します。利用対象は日常的な買い物やごみ出し、宅配物の受け取りなど、居住者の生活に密接に関わるシーンです。

実験に用いられる自律搬送ロボット「カチャカプロ」は、Preferred Roboticsが開発したもので、エレベーターとの連携により、荷物を効率良く運ぶことが可能です。特に高齢者や子育て世帯への配慮がなされており、生活の利便性を高め、物流問題や人手不足といった社会的課題の解決にも寄与することを目指します。

搬送サービスの種類


実証実験では、以下のような5つの主要なサービスが用意されています。1つ目は「買い物荷物搬送サービス」で、住民が荷物をロビーに置くと、自律搬送ロボットが自動的に各部屋まで運んでくれます。2つ目は「荷物搬出サービス」で、旅行やゴミ出しをサポート。3つ目の「カート返却サービス」では、使用済みのカートをロビーまでロボットが運びます。

4つ目は「宅配受取サービス」で、住人が宅配ボックスから荷物を取り出した後、カートに載せるとロボットが運んでくれます。最後に、利用者のフィードバックを収集し、システム改善に繋げていく「フィードバックサービス」が用意されています。

社会的課題への対応


本実証実験の背景には、少子高齢化や労働力不足に伴う荷物運搬の需要が高まっている現状があります。今回のプロジェクトは、ビルのエレベーター、ロボット、建物管理の技術を結集することで、居住環境における効率化を図ります。さらに現代の生活様式に合わせた新たな物流モデルの構築を試み、社会問題となっている物流のラストワンマイル課題を解決に導くことが期待されています。

今後の展望


実証実験の結果を通じて得られたフィードバックを元に、今後の改善点や開発が進められる予定です。また、宅配業者との連携を強化し、サービス体制をさらに充実させることを目指しています。これにより、より広範な社会課題への対応が可能になり、未来の建物環境における人とロボットの共生が実現されることが期待されています。

このように、エレベーターと自律搬送ロボットの連携による新たな荷物配送システムは、日常生活の利便性向上に貢献し、より良い居住環境を提供する一助となるでしょう。実証実験の結果が楽しみです。


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会社情報

会社名
株式会社Preferred Robotics
住所
東京都千代田区大手町一丁目6番1号大手町ビル
電話番号

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