徳之島で開催！「徳之島コーヒー収穫祭2025」その魅力とは

徳之島コーヒー収穫祭2025の概要

2025年2月11日、鹿児島県の奄美群島に位置する徳之島で、「徳之島コーヒー収穫祭2025」が開催されました。このイベントは、味の素AGF株式会社が2017年から進めている「徳之島コーヒー生産支援プロジェクト」の一環で、多くの地元住民や観光客が参加し、島の自然の恵みであるコーヒーを体験しました。特にコーヒーの実であるコーヒーチェリーの収穫や、焙煎体験、さらには高校生によるバリスタ体験など、参加者がコーヒーに親しむ機会が豊富に用意されています。

午前の部：コーヒーチェリー収穫体験

午前中のプログラムでは、参加者が実際にコーヒーの木からコーヒーチェリーを収穫する体験が行われました。コーヒーチェリーは、緑から赤へと熟す過程があり、参加者はその変化を目の当たりにしました。今年は天候の影響で実の熟しが遅れたため、収穫できた実の量は限られていましたが、いくつかは完熟した実を得ることができました。徳之島コーヒー生産者会の泉会長は、「このような体験を通して、若い世代の興味を引くことができるのが嬉しい」と話していました。

午後の部：コーヒー焙煎と染め体験

午後のセッションでは、参加者が焙煎体験を行いました。専門家が指導しながら、自分自身で焙煎した豆をグラインドして持ち帰ることができる特別な体験です。また、「コーヒー染め」というユニークなアクティビティでは、デザインを考えたハンカチに豆乳でお絵描きし、その後インスタントコーヒーを使った染色を楽しみました。参加者たちは、自分だけのオリジナルハンカチができることに大いに感動し、笑顔が絶えませんでした。

特別企画：バリスタ体験と焙煎大会

特別企画として、味の素AGFは若手焙煎士の発見と育成を目指した「1ST CRACK COFFEE CHALLENGE」も開催しました。歴代チャンピオンが焙煎したコーヒーをハンドドリップで提供し、島内在住の高校生がそれを教わりながら、参加者に提供しました。高校生は「実際に淹れてみると難しかったですが、多くのことを学びました」と嬉しそうに語っていました。参加者も、チャンピオンたちが作ったコーヒーを味わうことで、より深くコーヒーの魅力を感じることができました。

持続可能なプロジェクト

味の素AGFは、この取り組みを通じて、徳之島の自然環境や地域の人々との共生を大切にしています。今後もこのプロジェクトが次世代に引き継がれるよう、個々の参加者がコーヒーに対する理解を深め、自らの力で地域を支える力になってほしいと願っています。こうした活動が、地域の振興へと繋がることを期待し、味の素AGFは継続的な支援を行っていく方針です。