千歳の蓄電池発電所
2021-08-19 10:00:07

再生可能エネルギーの未来を創る!千歳に新しい蓄電池発電所が誕生

日本初の系統用蓄電池発電所が北海道千歳に登場



再生可能エネルギーの拡充とその活用に向けた新たな取り組みが、北海道の千歳市で始まります。グローバルエンジニアリングが行うこのプロジェクトは、日本初となる系統用蓄電池発電所「北海道・千歳バッテリーパワーパーク」の設置を目指しています。これは、全国各地に広がる太陽光発電などの再生可能電力をより効率的に活用し、電力の需給調整を行うための重要なステップです。

蓄電池を活用して電力の安定化を図る



再生可能エネルギーは、その特性上、発電量に変動が生じやすいという課題を抱えています。このプロジェクトでは、テスラ社製の大型蓄電池「Megapack」を使用することが決定されています。Megapackは、その大容量と高性能によって、電力の需給バランスを保つための強力なツールとなります。また、ネットワークを介した24時間の監視と制御が可能で、電力市場へのスムーズな参画が期待されています。

この蓄電池を活用することで、再生可能エネルギーの電力供給が安定化し、電力卸売市場や需給調整市場への参画を通じて、地域の電力系統全体の安定性を高めることが可能になります。さらに、コストの低減や普及促進にもつながると考えられています。

地域のニーズに応えた発電所の運営



「北海道・千歳バッテリーパワーパーク」は2022年に運用が開始される予定で、設計や建設はエネ・ビジョン社と共同で進められています。この発電所は、単独で電力系統に接続され、卸売市場や容量市場、需給調整市場に参加することで収益を上げる見込みです。

さらに停電時には、近隣の住民への電力供給も行われる予定です。具体的には、携帯電話やPCの充電ができるスポットを提供したり、展示館への一時避難場所を設けたりすることで、地域社会への貢献も目指しています。これにより、蓄電池発電所としてだけでなく、地域の人々と密着した関係を築いていくことが意図されています。

再生可能エネルギーの未来を見据えて



再生可能エネルギーの普及が進む中で、この千歳市の蓄電池発電所は、電力系統の安定化と地域のエネルギーの自立に向けた重要な取り組みと言えるでしょう。これからの未来に向けて、持続可能なエネルギーの展開と地域経済への貢献が進むことが期待されます。電力の需給調整業務を通して、再生可能エネルギーがますます広がる一助となることでしょう。

会社情報

会社名
株式会社グローバルエンジニアリング
住所
福岡県福岡市東区香椎1-1-1ニシコーリビング香椎2F
電話番号

トピックス(地域情報)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。