小野測器の新厚さ計
2025-10-08 15:29:36

革新技術で測定精度を引き上げた小野測器の新厚さ計

小野測器、非接触厚さ計の新製品を発表



株式会社小野測器(代表取締役社長 大越祐史)は、電子計測器の新たな革新技術として「静電容量式非接触厚さ計 CL-7100シリーズ」を2025年12月より発売します。従来のCL-5610シリーズの後継機となるこの製品は、多様な材料の厚さを非接触で測定できる優れた性能を備えています。

高精度な測定性能



CL-7100シリーズは、導体、半導体、さらには絶縁体の厚みを一台で測定可能です。オプションとしてCL-0740絶縁体計測機能を搭載することで、リチウムイオン電池や燃料電池用フィルムの厚み測定も行えます。測定精度は±0.05~0.12%FSと非常に高く、演算周期は10msに短縮されました。これにより、従来の20msからの大幅な改善が実現し、高速なラインにも対応可能です。

新機能による測定の効率化



CL-7100シリーズには、温度測定機能およびEthernet通信機能が搭載されています。PT-100温度センサーを用いることで、測定時の環境温度を合わせて取得し、温度変化による測定誤差を補正することが可能です。また、Ethernet通信に対応しているため、データの一括管理や遠隔監視が容易になり、測定の効率や品質を大幅に向上させます。

インターフェースの使いやすさ



ユーザーが直感的に操作できるカラーディスプレイを採用し、視認性に優れたタッチパネルメニューで構成されています。最大4項目の測定データを1画面に同時表示でき、画面切換えなしでスムーズに情報を把握できます。手袋を着用したままでも簡単に操作できるハードキー操作にも対応し、さまざまな現場環境でも安心して使用できます。

省エネルギーと環境への配慮



CL-7100シリーズは、コンパクトな設計により従来機比で約50%の小型化を実現しました。この取り組みは、低消費電力化にも寄与しており、カーボンニュートラルを推進することに貢献しています。製品の軽量化と適切なエネルギー管理により、環境負荷を低減することが可能です。

結論



小野測器の新たなCL-7100シリーズは、従来製品からの進化を感じさせる多機能な厚さ計です。非接触で高精度な測定を実現し、温度補正や断続的なデータ通信機能を搭載、有望な市場での活躍が期待されます。製品のリリースを機に、より多くの企業が有効活用し、品質向上と効率化に貢献できることでしょう。


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会社情報

会社名
株式会社小野測器
住所
神奈川県横浜市西区みなとみらい3-3-3横浜コネクトスクエア12F
電話番号
045-935-3888

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