ユナイテッド株式会社が株式会社Livetoonに出資
背景
最近、孤独感やメンタルヘルスに対する関心が急速に高まっています。日本では4人に1人が日常的に孤独感を感じているとされており、これに対応するための新たなサービスが求められています。そこで、AI技術が大きな役割を果たす可能性が注目されています。特に、自然な音声とリアルな3Dキャラクターを組み合わせたインターフェースが、人々の孤独感を和らげる手段として期待されています。
そんな中、ユナイテッド株式会社(本社:東京都渋谷区)は、株式会社Livetoon(本社:東京都中央区)に対し出資を決定しました。Livetoonは、AIキャラクターと対話するビデオ通話アプリ「kaiwa」を提供しており、高精度な日本語音声認識技術と3Dキャラクター表現を融合させた独自のAI技術を開発しています。
Livetoonの事業内容
Livetoonは「AIが人類と共生し、人類に更なる自由と幸福をもたらす世界」というビジョンを掲げています。個人向けに提供している「kaiwa」では、ユーザーがAIキャラクターと自然な会話ができるようになっており、体験価値を高める要素として推しキャラクターと過ごす時間が重要視されています。
法人向けサービスにおいても、医療、都市開発、マーケティングなど、多様なニーズに応じたAI音声技術やキャラクター開発の支援を行っています。
出資の意義
ユナイテッドがLivetoonに出資する背景には、孤独感解消の重要性があります。日本で孤独感に対する認識が広がる中、AIが提供する対話体験がその解消に寄与する可能性が高いと考えられています。Livetoonは独自に開発した日本語最適化音声技術を基にしており、自然な音声対話を実現しています。
また、IPホルダーとの連携により公式キャラクターの開発も進めており、今後の音声AI市場において独自の立ち位置を築くことが期待されています。ユナイテッドの「意志の力を最大化し、社会の善進を加速する」というパーパスとも深く共鳴しており、この出資によってLivetoonがさらなる成長を遂げることが見込まれます。
今後の計画
今回の資金調達により、Livetoonは音声対話基盤技術の強化、ビデオ通話アプリ「kaiwa」の機能向上、そして人材採用の強化に取り組む計画です。ユナイテッド社も引き続きLivetoonの成長をサポートし、音声AI技術の進化を後押しします。
ユナイテッドの投資事業
ユナイテッド株式会社は、20年以上にわたって数々のスタートアップ企業に投資してきました。特にシードからアーリーステージのベンチャー企業を対象としており、自己資金に基づく柔軟な意思決定が可能です。出資後は、長年の経験を生かして事業運営の支援や資金調達のアドバイスも行っています。
会社概要
- - 出資先名: 株式会社Livetoon
- - 所在地: 東京都中央区湊1-8-11 八丁堀エイトビル2階
- - 設立: 2024年3月1日
- - 代表者: 木下恭佑
- - 事業内容: AI音声技術の研究開発、キャラクターコンテンツ事業、会話AI・音声対話サービスの開発・運営
- - URL: Livetoon
また、ユナイテッド株式会社の本社は東京都渋谷区に位置し、投資、教育、人材マッチング、アドテク・コンテンツ事業を行っています。
- - 本社所在地: 東京都渋谷区渋谷1-2-5 MFPR渋谷ビル
- - 設立日: 1998年2月20日
- - 代表者: 早川与規
- - URL: ユナイテッド