リユース梱包「シェアバッグ®︎」による新しい物流の形
株式会社comvey(コンベイ)は、EC配送の環境負荷を軽減するためのリユース梱包「シェアバッグ®︎」の提供を行っています。最近、同社は総額1.5億円を超える資金調達を実施したことが発表され、今後の事業拡大が期待されています。
資金調達の背景
2022年6月に設立されたcomveyは、2023年5月から「シェアバッグ®︎」サービスを開始し、すでに1年半が経過しています。特にアパレルやコスメ、ジュエリーなど多岐に渡る業界のEC事業者に導入され、購入者の約30%がこのサービスを選択し、返却率は驚異の約100%を達成しています。これにより、売り手と買い手の協力の下、サステナビリティへの取り組みを進めることが可能となっています。
顧客からのフィードバックは非常に好意的で、「梱包ストレスが減った」「環境負荷が低減できる」「クーポンももらえる」など、さまざまな利点が評価されています。今回の資金調達によって、comveyはさらにサービス開発やチーム体制を強化し、シェアバッグサービスのさらなる成長を目指します。
シェアバッグの利用方法
「シェアバッグ®︎」は、消費者が従来のダンボールではなく、エコなバッグを選択することで、環境に優しい配送を実現します。受け取ったシェアバッグは、折り畳んで郵便ポストに簡単に返却でき、返却確認後にはお得なクーポンもゲットできる仕組みです。これにより、消費者はゴミの削減やCO2排出量の削減にも貢献できます。
特に、シェアバッグは繰り返し使用することができ、最大で100回のリユースが可能です。また、使用限度に達したバッグは95%以上の素材がリサイクルされ、新たなシェアバッグの材料として活用されます。
comveyのビジョン
comveyは、「美しい物流の実現」というミッションを掲げています。これは今後の社会において必要とされる新しい物流の形を創造することで、より持続可能な社会を築くことを目指しています。
今回の資金調達により、特に注目されているのは、参加した出資者たちがcomveyの持つポテンシャルに期待している点です。たとえば、Kepple Capitalの島田氏はこの仕組みが持つ可能性に共感し、強力なサポートを約束しています。また、サザビーリーグやココナラスキルパートナーズなど、業界で著名な企業からの支援もあり、comveyの成長戦略が強化されています。
今後の展望
comveyは、引き続きシェアバッグサービスの普及を図り、さらなるブランド連携を進める計画です。新しい物流の仕組みを実現するために、EC業界全体を巻き込んでいく姿勢が求められています。顧客にとっても企業にとっても、両者にメリットがある持続可能なシステムを提供するソリューションとして、comveyのシェアバッグサービスは今後ますます注目されることでしょう。
詳細情報や導入ブランドについては、公式ウェブサイトやSNSを通じて確認することができます。comveyの挑戦がどのように発展するか、今後の展開に期待が寄せられています。