マッチングアプリ「Omiai」がIMS認証を更新
株式会社Omiaiが運営するマッチングアプリ「Omiai」は、特定非営利活動法人結婚相手紹介サービス業認証機構(IMS)による「インターネット型結婚相手紹介サービス業認証制度」(IMS認証)の更新を発表しました。この認証は、利用者が安心してマッチングアプリを使用できるように、サービスの品質や信頼性を第三者機関が評価するものです。
背景:マッチングアプリの意義
近年、日本では4人に1人がマッチングアプリを通じて結婚しているというデータがあります。このような状況から、マッチングアプリは単なる出会いの手段ではなく、社会的なインフラの一部としての重要な役割を果たしています。「Omiai」は、サービスの開始以来、利用者の安全を確保するためにさまざまな取り組みを行っています。
2023年2月にIMS認証を取得したことを受けて、今回実施された評価においてもその基準を満たしていると認められ、認証を継続取得することができました。これにより、利用者は安心してアプリを利用できるという安心感が生まれます。
IMS認証とは
IMS認証は、マッチングサービスを提供する企業が法令を遵守し、公正な取引を行っているかどうかを判断するための基準です。この認証を受けた企業は、自社のウェブサイトや広告に「IMS認証マーク」を表示することが許可され、このマークがあることで消費者は信頼性の高いサービスを選ぶことができます。
認証に必要な基準
IMS認証を取得するためには、以下の5つの基準を満たしていることが求められます:
1. 適切なサービス内容の提供
2. 契約に関する適正と法令の遵守
3. 情報セキュリティの対策
4. 不適切な利用者を排除するための基準
5. 不適切な事業者の排除を行う基準
これにより、利用者は悪質なサービスやトラブルから守られる環境が整えられています。
エニトグループの取り組み
「Omiai」の運営を行うエニトグループでは、より安心安全なマッチングアプリの提供に向けて、トラスト&セーフティー室を中心に多くの対策を行っています。悪質ユーザーを早期に発見し、退会処分を行うなどの取り組みを続けており、専任者が悪質な行動の特徴を分析して対策を講じています。また、警察庁との情報交換を通じて、SNS型の詐欺に対する警戒も強化されています。
特に、2024年10月からはデート前のSNS連絡先交換への警告も開始するなど、さらに利用者保護に向けた施策を進めています。
「Omiai」の特徴と今後の展望
「Omiai」は2012年2月に日本で初めてのまじめな出会いを提供するマッチングアプリとして誕生しました。30代を中心に、結婚を意識した出会いを求める多くの利用者に親しまれています。利用者の“らしさ”を大切にし、出会いの形を提案する「Omiai」は、今後も自己表現を重視するフィーチャーを充実させていく方針です。
また、業界全体の健全な発展にも取り組んでおり、一般社団法人恋愛・結婚マッチングアプリ協会に参画している点でも注目されています。
まとめ
「Omiai」がIMS認証を更新したことは、利用者に対してさらなる安心安全な出会いを提供するための重要なステップです。マッチングアプリが社会的な役割を果たす中で、こうした取り組みが評価されることは、より良い出会いの場を提供することに繋がるでしょう。