「本の日」に贈る！若い世代の未来を切り拓く読書推進プロジェクト

11月1日は「本の日」

毎年11月1日は日本の「本の日」として制定されています。この日は読みの推進と書店への来店を促すことを目的としており、書店ネットワークの「書店新風会」が設けたものです。「11」と「1」を棚に並ぶ本に見立てているところがユニークです。

読書推進の背景とは

最近のデータでは、若者たちの将来への目標意識の希薄さが問題視されています。文部科学省の調査によると「目的意識が希薄なまま、とりあえず進学する若者」が増えているという現状があります。これを受けて、ビジネス書『レベルゼロ〜自分を超え続ける「仕事の教科書」〜』が生まれました。この本は、若者たちに「仕事」と「将来」を考える機会を提供することを目的としています。

寄贈プロジェクトの詳細

『レベルゼロ』は、全国の教育機関に寄贈されています。このプロジェクトは、まず著者の西崎康平さんがビジネス書を執筆し、次にクラウドファンディングを通じて支援を募り、最終的に812校、1,617冊を寄贈することができました。このような取り組みが、学生たちに新たな選択肢を与えることに繋がるのです。

具体的な内容

『レベルゼロ』は、これから社会に出ようとしている学生や若手社会人を対象にした内容で、行動力や思考力、準備力、継続力を養うことに焦点を当てています。

- 常識と非常識の掛け算: 目新しい視点を提供し、思考の幅を広げます。
- 行動の具体的な方法: 目標設定や定量的なゴールの決定方法など、実践的な内容が盛り込まれています。
- 子ども向けの工夫: 小学生にも理解できるように、漢字に読み仮名を振り、シンプルな言葉で説明されています。

寄贈先と活動報告

2024年10月末時点で、812校への寄贈が完了し、広がりを見せています。寄贈先には、小学校から大学、図書館、こども食堂などが含まれています。さらに寄贈済みの学校では講演会が行われ、仕事について考える機会が提供されました。兵庫県の宝塚市立五月台中学校では、265名の学生を対象に「仕事について考える」講演が行われ、多くの質問が寄せられました。