国際シンポジウム「アート&テクノロジーの相対化に向けて」
アートとテクノロジーが交差する領域にスポットを当てる国際シンポジウムが、東京都のシビック・クリエイティブ・ベース東京(CCBT)で開催されます。このイベントは、哲学者やメディアアーティスト、キュレーターなど、世界中から集まった専門家たちによるディスカッションを通じて、作品や表現、地域性、歴史の観点から、アートとテクノロジーについて考えを深める機会です。
シンポジウムの背景
このシンポジウムは、2024年5月から続いてきた連続ミートアップ「アート&テクノロジーの問い」の最終回として位置付けられています。参加者からは多くの応募があり、現在では100名以上が参加中。この人気のシリーズの最後を飾るイベントでは、アートとメディアテクノロジーに関する国際的なケーススタディが紹介され、未来の社会における芸術と技術の役割が考察されます。
開催概要
シンポジウムは全2回構成で、日英同時通訳も完備されています。以下に各回の詳細を示します。
日時:2024年12月1日(日)15:30~19:00
登壇者:ユク・ホイ(哲学者)、ジョンソン・チャン(キュレーター)、藤幡正樹(メディアアーティスト)
モデレーター:原島大輔(思想家)
- - 第2回:アート&テクノロジーの地政学、次世代への視点
日時:2025年1月19日(日)14:00~17:30
登壇者:リシャルトゥ・W・クルシュティンスキー(キュレーター)、斯波雅子(非営利団体BEAF共同創設者兼ED)、藤幡正樹(メディアアーティスト)
各講演の内容
第一回では、「宇宙技芸」と題し、ユク・ホイ氏がアジアにおける哲学や技術概念の多様性を語ります。また、ジョンソン・チャン氏が中国の現代美術についての見解を共有し、アートとテクノロジーにおける新たな文化的コンテクストを考える時間となります。
二回目では、ポーランドのリシャルトゥ氏と日本とニューヨークの動向を持つ斯波氏が登壇し、現在のアート業界の状況、特にWeb3の視点からアートとテクノロジーの未来をどう描いていくかを議論します。デジタルテクノロジーの影響がアートの地政学にどう関与するか、興味深いテーマが展開されることでしょう。
公式サイトと参加方法
シンポジウムは入場無料で、事前申し込みが必要です。定員には限りがあるため、興味のある方は早めの応募をお勧めします。また、シンポジウムの模様はYouTubeでも配信される予定ですので、現地に行けない方も楽しむことができます。
公式サイトは
こちらから確認できます。
このイベントは、アートとテクノロジーという新たな可能性に満ちた領域を探求する重要な機会であり、今後の文化的創造性に寄与することが期待されます。