岡山大と日立の連携
2025-03-02 11:31:16

岡山大学と日立ハイテクが手を組み、新たな電子顕微鏡技術教育を実施

岡山大学と日立ハイテクの産学連携による高度人材育成



2025年1月27日と28日、国立大学法人岡山大学の総合技術部は、株式会社日立ハイテクとの共催で、医工系コースの上級カリキュラムを実施しました。この取り組みは、技術職員の専門性向上と産学連携の強化を目的としており、参加者は最新の走査型電子顕微鏡(SEM)や透過型電子顕微鏡(TEM)の実習に挑みました。

深まる技術職員の専門性



今回のカリキュラムは、日立ハイテクの専門技術者である宮木充史氏と和久井亜希子氏を講師に迎え、参加者は最新の電子顕微鏡技術についての理論と実技を学びました。初日のカリキュラムでは、走査型電子顕微鏡を用いた実習が行われ、二日目には透過型電子顕微鏡に関する学びが中心となりました。この方式は、参加者が実際に機器を操作し、問題解決能力を養うための貴重な機会となります。

実践的な知識の習得



講座では、実際のサンプルを観察し、トラブルシューティングを行う場面もありました。これにより、参加者はより良い画像を得るための技術的調整を学び、現場で直面する課題に対応するための実践的なスキルを高めることができました。受講生の一人である楢崎正博技術専門職員は、"新しい知見や技術を習得することができ、研究者との協働においても役立てていきたい"と話しました。

技術者の育成に寄与する今後の展望



岡山大学は、この技術職員の高度化を進める取り組みを更に強化していく意向を示しています。副理事である佐藤法仁氏は、"人材と機器の一体運用「人機一体」が研究の質を向上させる重要な要素"だと述べ、今後も他の機関との共創を推進し、地域社会や国家の研究基盤の向上に寄与していきたいとしています。本プログラムは、文部科学省の「地域中核・特色ある研究大学強化促進事業(J-PEAKS)」の支援を受けて実施され、岡山大学は地域貢献を通じてより多くの成果を上げていくことを目指しています。

結論



岡山大学と日立ハイテクとの協力によって実現したこのカリキュラムは、参加者にとって新しい技術と知識を学ぶ絶好の機会であり、技術職員の高度化を促進する重要なステップとなっています。今後も岡山大学は、新たなコンセプトのもとでの教育と研究を推進し続け、地域社会の科学技術の革新に寄与することを目指します。


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会社情報

会社名
国立大学法人岡山大学
住所
岡山県岡山市北区津島中1-1-1 岡山大学津島キャンパス本部棟
電話番号
086-252-1111

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