人的資本理論を実践することで経営戦略を推進する研究会の募集開始

人的資本理論の実証化研究会が新たなメンバーを募集

一橋大学の小野浩教授と福原正大氏が共同座長を務める「人的資本理論の実証化研究会」が2025年度の会員企業募集を開始しました。この研究会は、設立から4年目を迎え、これまでの要望を受けて新たに3つの分科会を設立。企業ごとのニーズに応じた専門的な学びと実践の機会を提供します。

説明会の開催概要

2025年3月6日14:30から、または4月上旬に開催予定の説明会に参加することで、具体的な活動内容や分科会の詳細について知ることができます。参加希望の方は事前登録が必要で、オンライン会議も実施予定です。

分科会の内容

分科会1：人的資本理論の実践

この分科会では、経営戦略を達成するために必要な人的資本の定義や価値の確認が行われます。具体的には、従業員データの分析を通じて企業が抱える課題や環境要因に基づいた施策も実践します。

分科会2：人的資本と社会的インパクト

こちらは非財務情報開示の強化を目的とし、企業の持続可能な成長戦略に必要な分析を行います。統合報告書におけるインパクト投資との関連を明確にする手法を学びます。

分科会3：グローバルCHROエグゼクティブプログラム

人材戦略の立案と実行を担うCHROの育成を目指し、組織文化の変革やリーダーシップ強化に向けた学びが提供されます。実務に即した教育が行われ、受講者への個別相談も実施されます。

参加資格

人材開発部や経営企画部に属する方で、経営戦略と人材戦略を結びつけた施策に興味のある方々が対象です。特に企業の持続的な成長に向けた人的資本への投資が不可欠であることが広く認識される中、この研究会では理論と実践を結びつけた知見を提供しています。

申し込み方法

参加を希望する場合は、公式ウェブサイト（https://hc-cv-research.jp/news/seminar_2501）から事前に登録を行う必要があります。登録後、詳細な案内が提供されますが、オフラインの参加については会場の定員に限りがあるため、早めの申し込みを推奨します。

共同座長のメッセージ

小野浩教授は、人的資本への投資が企業の持続的な成長にとって欠かせないことを強調し、データを駆使した分析の重要性を語りました。一方で、福原正大社長は、これまでの研究の成果をもとに、理論と実践を結びつけた新たなアプローチを提供していく意義を訴えています。

この研究会は、人的資本を通じて企業価値を高めるための貴重な場です。人的資本の理解を深め、実践へのステップを進めるために、ぜひご参加ください。