NetAppとAWSが生み出す新たなデータ活用の道
インテリジェントデータインフラストラクチャ企業であるNetAppは、Amazon Web Services(AWS)との協業を通じて、エンタープライズデータをAWSのAIおよび分析サービスとよりスムーズに接続できる新機能を発表しました。この革新的な機能「Amazon S3 Access Points for FSx for NetApp ONTAP」によって、企業はファイルデータを移動させることなく、AWSのさまざまなAIおよび分析プロジェクトを加速できるようになります。
新機能の概要
この新機能により、FSx for ONTAPで管理されるファイルデータがS3 APIを介して直接アクセス可能となり、ユーザーはAWSの多様なAI/MLサービスや分析ツールを最大限に活用できます。NetAppクラウドストレージ&サービス担当シニアバイスプレジデント、Pravjit Tiwana氏は「FSx for ONTAPのデータをAWSのAI、ML、分析サービスに直接接続できることは、エンタープライズデータに新たな価値をもたらす」と強調しています。
企業ワークフローの変革
この機能は、データを移動させる必要がないため、ファイルプロトコルを維持しつつAIおよび分析プロジェクトを進行できる点が大きな特徴です。例えば、リアルタイムのランサムウェア検知やスナップショット機能など、NetApp ONTAPが提供するセキュリティ機能をそのまま利用できるため、安心してデータを扱うことができます。これにより、企業は新たなビジネスチャンスを見出すことが可能になります。
クラウドサービスの進化
NetAppはAWSと連携して、企業が求めるサービスをネットワークの外部に依存することなく、自社のデータを効率的に活用できる環境を整えています。この統合によって、FSx for ONTAPのファイルシステムはあたかもS3バケットであるかのように扱えるため、AWSの各種サービスやISVアプリケーションとの連携が容易になります。
ハイブリッドクラウドの未来
また、この新機能は、ハイブリッドクラウド環境でのデータ移動を容易にするレプリケーション機能も持ち合わせています。これにより、FSx for ONTAPのユーザーはオンプレミスのデータにもシームレスにアクセスでき、業務が一層スムーズになります。データアクセス方法を細かく制御できるアクセスポイントを利用すれば、ユーザーごとに権限を設定し、安全にデータを管理できます。
結論
NetAppとAWSの強力な連携は、企業がデータから価値を引き出す力を後押しし、業務の効率化とイノベーションを加速させる可能性を秘めています。NetAppは、データを「準備万端」に整えることで、世界の先進的な企業と共に新たなブレークスルーを目指しています。詳細は
NetAppの公式サイトをご覧ください。