GMO TECHとデザインワンが持株会社設立で経営統合を発表

GMO TECHとデザインワン・ジャパンが経営統合を決定

GMO TECH株式会社と株式会社デザインワン・ジャパンは、両社の取締役会の決議を受け、共同持株会社「GMO TECHホールディングス株式会社」を設立し、経営統合を行うことに合意しました。この重要なステップは、2025年7月30日の臨時株主総会での承認を経て、同年10月1日より実施される予定です。

経営統合の背景

GMO TECHは、MEO（Map Engine Optimization）やSEO（Search Engine Optimization）を駆使した集客支援サービスを展開しており、2020年には不動産テック領域への進出も果たしました。一方、デザインワンは口コミ店舗検索サイト「エキテン」を運営し、中小企業向けの集客支援に注力しています。両社の強みが組み合わさることで、より幅広いサービス提供が期待されています。

経営統合の目的

今回の経営統合には、いくつかの目的があります。
1. サービスの連携: GMO TECHのMEOサービスとデザインワンの「エキテン」を組み合わせることで、相乗効果を生む集客支援が可能になります。
2. 人材交流: 両社の人材を共有し、資金面でも連携を図ることで、より強固なビジネスグループを作り上げることが狙いです。
3. 成長の加速: 経営統合により、自主的な成長に加え、外部との連携による新たな成長の機会を創出することを目的としています。

この統合では、デザインワンがGMOインターネットグループの傘下企業として新たな成長戦略を進めていくことも特徴的です。

持株会社体制への移行

両社は、共同株式移転を通じて新たに設立される持株会社「GMO TECHホールディングス株式会社」の完全子会社となります。また、これに伴い、両社は上場を廃止し、東京証券取引所のグロース市場へのテクニカル上場を申請することで、実質的な株式の上場を維持する方針です。

この新たな体制の下、両社は今後ますます多様なサービスを展開し、国内外での集客支援の領域を広げていくことでしょう。