横浜でアジア・太平洋都市フォーラム(APUF)開催決定
日本初となる国連主催の「アジア・太平洋都市フォーラム(APUF)」の開催が、2027年に横浜で行われることが正式に決まりました。その発表は、国連経済社会理事会の地域委員会である国連アジア太平洋経済社会委員会(ESCAP)の総会で行われたもので、横浜市が応札した結果、開催地に選ばれました。
このフォーラムは持続可能な都市開発という重要なテーマを扱い、国、都市、国際機関、金融機関、研究者、そして民間部門からのリーダーたちが集まる、アジア太平洋地域でも特に大規模な多様なパートナーが交流する場となります。4年ごとに行われ、今回の開催が初めて日本で行われることから、多くの期待が寄せられています。
横浜市の取組
約3,000人以上が参加することが見込まれるこのフォーラムに向け、横浜市は、持続可能な開発に関する政策や実績を強みとし、開催の提案を行いました。2025年4月22日にタイ・バンコクで行われたESCAPの総会では、横浜での開催が正式に承認され、市長の山中竹春氏がその決定を祝うビデオメッセージを送ったことも話題となりました。彼は、「このたびの国連の国際会議(APUF-9)の横浜開催が決定したことを大変光栄に思います」と喜びを表し、持続可能なグリーン社会の実現に向け、APUF-9と同時期に開催される「GREEN×EXPO 2027」との連携を約束しました。
フォーラムの意義
APUF-9では持続可能な開発に関する多くの重要な議題が議論され、次世代のスマートシティの構築に向けた知識や経験が共有されることでしょう。各国のリーダーたちが手を組む機会となり、国際的な協力を促進する舞台ともなります。
開催予定は2027年の8月から9月にかけての1週間。参加者は国内外から約4,000人を見込んでおり、国際的な知見を横浜で共有する貴重な機会となることでしょう。ほんの一週間の出来事ですが、今後の持続可能な社会を築く上で、重要な歴史の1ページが記されることになります。
様々なセッションやワークショップが行われ、特に新しい技術や政策の導入による地域発展への影響は注目を集めるでしょう。これは、横浜市が持続可能でグリーンな未来への道を進んでいることを、国内外に強く印象付ける良い機会となります。横浜市にとっては名誉ある瞬間であり、街全体の発展につながると期待されています。
また、次世代を担う若者たちにとっても、持続可能な活動や多様な価値観を学ぶ機会となります。これにより、次世代のリーダーたちが、より良い未来を築いていくためのインスピレーションを得ることができるでしょう。
市民の皆さんもこの国際的なフォーラムに関心を持ち、訪れ、多くの学びを得られる機会に参加してほしいものです。横浜が世界とつながる、この貴重な場を通じて、新たな未来への扉が開かれることを心から期待します。