群馬県伊勢崎市で『多文化敬老会』開催、異文化交流の場に

群馬県伊勢崎市で『多文化敬老会』が盛況に開催

2024年9月15日（日）、群馬県の伊勢崎市にて、株式会社Seina Corporationが主催する『多文化敬老会』が行われました。このイベントは、日本国内に住む高齢者を対象とした異文化交流の場として設けられ、約120名の参加者が集まりました。参加者には日本人をはじめ、ペルー人やアルゼンチン人など多様な背景を持つ方々が含まれており、国籍を超えた感謝の意を表す機会となりました。

イベントの概要と特別ゲスト

この敬老会は、日本の「敬老の日」に合わせて催され、市内のプラザアリアが会場として選ばれました。伊勢崎市の臂泰雄市長や、Aizawa GroupのCEOである相沢正雄氏も出席し、地域の高齢者に対する感謝の意を示しました。相沢氏は、「他国の地域でも、日系人コミュニティがこの日を特別に祝い、感謝の念を表しています。私たちもラテン系の方々と共に、先輩方に感謝を捧げるこの日を大切にしています」と述べました。

イベントの中で、高齢者たちによる沖縄の民謡「遊び庭（あしびなー）」に合わせた踊りが披露され、観客からは温かい拍手が送られました。さらに、ペルーの伝統舞踊やアンデス音楽、人気歌謡の演奏も行われ、参加者は楽しみながら交流しました。特別ゲストとして、チャロ・ウンテン氏やアントニオ・カマケ氏も演奏に参加し、会場の雰囲気は一段と盛り上がりました。

参加者の声と交流の意義

代表取締役の小澤エリサ氏はこうコメントしました。「高齢者の皆さんとの素晴らしい瞬間を過ごせて非常に嬉しいです。全員が笑顔に包まれ、踊れない方も歌ったり拍手をしてくださったおかげで、一体感を生むことができました。関わってくださったアーティストやボランティア、そして参加したすべての方々に感謝の意を表します。」

また、小澤氏は「このイベントを通じて、私たちは先人たちへの感謝の気持ちを示し、その努力に敬意を払うことができました。彼らの築いてきた道のおかげで、私たちは安心して前に進むことができるのです」と今後の重要性を強調しました。

今後の展望

Seina Corporationは、今後も多文化共生をテーマにしたイベントを定期的に開催し、地域社会における異文化理解や交流を更に促進していく考えです。来年の開催を望む声も多く、参加者たちの期待に応える形で、さらなるつながりを持つ機会を提供する意向です。

このように、『多文化敬老会』は地域の高齢者に対する感謝を表し、異文化交流の大切さを再認識させる貴重な場となりました。今後も地域の人々が一堂に会し、様々な文化を楽しむ機会を持つことが期待されます。