AIで漢方を革新する「KAMPO 365 works」
VARYTEX株式会社が2025年4月1日、AIを活用した漢方診療支援プラットフォーム「KAMPO 365 works」のアップグレードを発表しました。この新しいサービスは、従来の漢方診療支援機能をさらに強化し、医師と患者のエンゲージメントを深めるための「漢方パスポート」や「LINE連携」機能など、さまざまな新機能を搭載しています。
KAMPO 365 worksの主要機能
「KAMPO 365 works」は、漢方診療と医療経営をトータルで支えるSaaSです。医師のフィードバックをもとに開発されたこのプラットフォームは、以下の3つの主要な課題解決を目指しています。
1.
漢方処方の課題:診察時間の不足や難解な漢方用語の説明の難しさ。
2.
アフターフォローの課題:処方後の患者の症状や服用状況の把握。
3.
経営の課題:診療報酬収益の不安定さや新規患者の獲得の難しさ。
これらの課題を解決するための機能として、患者とのスムーズなコミュニケーションを実現するツールや診療効率を向上させる機能が搭載されています。操作は直感的で、ITに不安がある方でも簡単に利用できます。漢方診療のデジタル化を進め、多くの患者へ最適な治療を提供することが目標です。
KAMPO 365 worksの新機能
新たに導入された「KAMPO 365 works」の4つの価値に注目しましょう。
- - 漢方パスポート機能:漢方薬を選ぶだけで、証や薬の特性、配合生薬、養生法、運動指導などの情報が自動生成されます。患者は自分の情報をいつでも確認でき、医師との情報共有もスムーズに。
- - LINE連携機能:漢方パスポートの情報をLINEで共有でき、患者の症状経過や服用状況もLINEで確認可能。これにより、継続的なフォローアップが行いやすくなります。
- - 漢方デジタル問診票:スマートフォンから手軽に問診ができ、回答に基づいて証のスコア化や候補の漢方薬を瞬時に提示することで、診療の時間短縮に寄与します。
- - 生活者向け漢方メディア連携:漢方メディア「漢方と365日。」との連携で、クリニックの情報発信をサポートし、患者への認知度向上を目指します。
VARYTEX株式会社の展望
VARYTEX株式会社の取締役CCO、飯塚健太郎氏は、今回の新機能追加について医師の実践的なインサイトを元にしたものと述べています。従来の業務支援を超え、クリニックが抱える経営課題にもアプローチする包括的なソリューションが求められています。AI技術を積極的に取り入れ、漢方医療に新たな価値を提供するために努力しているとのこと。
お問い合わせ
詳しい情報やデモのリクエストは、
KAMPO 365 worksの公式サイトまたは、
VARYTEX株式会社のページをご覧ください。医師と患者の双方にメリットをもたらす、これからの漢方診療の未来を一緒に考えてみませんか?