唐津の海からの贈り物
佐賀県唐津市に位置するメルキュール佐賀唐津リゾートにて、2026年8月30日より販売が開始された「The Whale 生物多様性クジラキーホルダー」。このアップサイクル商品は、唐津の海から生まれた、廃ペットボトルキャップ100%を原料とし、唯一無二のデザインが特徴です。手のひらに収まるサイズ感で、個々の模様はすべて異なるため、まるで生きたクジラのような魅力に溢れています。
このクジラキーホルダーのデザインの原点は、唐津の離島・小川島の子どもたちが描いた一枚の絵です。その絵は、過去に捕鯨が行われた島で、子どもたちが思い出や未来を想い描いたもの。それを形にするため、回収したペットボトルキャップを粉砕し、溶かしたプラスチックを型に流し込むという手法で製作されます。このプロセスで決まる色の混ざり方は、その瞬間にだけ存在するもので、全く同じ模様のものはありません。
「旅するクジラ」の冒険
「The Whale」は、通常のキーホルダーとは異なり、ただのアクセサリーではなく「旅するクジラ」と呼ばれています。これまでにこのクジラたちは、アメリカ、韓国、台湾、ドイツ、イギリス、フランス、デンマーク、オランダ、オーストラリアなどの異国を訪れ、持ち帰った旅行者の手で世界各地を飛び回ってきました。これは、唐津を訪れる人々が手に取り、次の目的地へと運ぶことができる仕組みで、「次はあなたの旅へ」というメッセージが込められています。
小川小中学校の子どもたちの手によって形作られたこのクジラを手に取ることは、彼らの夢や想いを世界に広める大切な一歩でもあります。NPO法人唐津Farm&Foodの副理事、小嶋宏明氏は「このプロジェクトは、子どもたちが自ら描いた絵が実際の製品となり、その製品を通じて世界の人々とつながることができる。とても嬉しく思っています」と述べています。
メルキュール佐賀唐津リゾートの思い
メルキュール佐賀唐津リゾートは、地域に根ざし、サステイナブルな未来の実現に貢献することを理念としています。「Local Shared with Care」というコンセプトのもと、地域とともに様々な活動を推進。ホテル内では、クジラキーホルダーの他にもコースターやフラワーポットなどのアップサイクル製品が展示販売されており、訪れる人々に地域とのつながりを体験してもらっています。
また、9月20日には「海を守るアップサイクル体験ワークショップ」が開催されます。参加者は自動販売機で回収した飲料のキャップを用いて、オリジナルのコースターを作成することができます。非常に多くの方が参加しており、環境意識の高まりのきっかけとなるイベントとなっています。
Precious Plastic唐津の活動
NPO法人唐津Farm&Foodは、「Precious Plastic」の理念をもとに、プラスチックの回収、粉砕、成形によって新しい製品づくりに取り組んでいます。これまでに、唐津市内の多くの学校で環境教育に関するワークショップを実施し、持続可能な社会の実現に寄与する活動を行っています。また、大阪・関西万博の海の環境パビリオンで展示されたアップサイクル作品も、多くの注目を集めました。
唐津の美しい自然環境の中で育まれたこの取組みによって、地域の人はもちろん、訪れる観光客も地球環境を考えるきっかけを持つことができるでしょう。廃材のアップサイクルを通じて、未来の世代へと強いメッセージを送り続ける「The Whale」。今後もこのクジラたちの旅に注目が集まることでしょう。
詳細情報
- - 商品名: The Whale 生物多様性クジラキーホルダー
- - 販売場所: メルキュール佐賀唐津リゾート 1階 ショッピングプラザ
- - 販売開始日: 2026年8月30日(日)
- - 素材: 回収したペットボトルキャップ100%(リサイクルプラスチック)
- - 参加費: 無料(各回6名様・予約不要)
この機会にぜひ、ユニークなデザインのクジラキーホルダーを手に取り、唐津の物語の一端を感じてみてはいかがでしょうか。