身近な食材で体調を整えられる薬膳レシピ本
12月20日、薬膳や発酵料理の専門家、山田奈美さんによる新しいレシピ本『からだが整う一汁一菜』が発売されます。本書は、日常的に使われる身近な食材や調味料を組み合わせて、自分の体の調子を整えるためのシンプルで美味しい薬膳を提案しています。
「薬膳」と聞くと、特別で難しそうな料理だと感じるかもしれませんが、実際にはそんなことはありません。山田さんは、家庭で日常的に使っている材料を使って簡単に作れるレシピを紹介しています。風邪の時にしょうが湯を煮出したり、喉が痛い時にキンカンのはちみつ漬けを食べたりすることが「薬膳」と言われる所以です。
著者の山田奈美さんは、薬膳・発酵料理家であり、国際中医薬膳師でもあります。神奈川県葉山の築90年以上の日本家屋で「和食薬膳教室」や「発酵教室」を主宰し、毎回多くの参加者に支持されています。その知識が余すところなく詰まった本書には、体調ごとにおすすめの献立が豊富に掲載されています。
本書の特徴
本書は「体の不調別」に5つの章に分かれており、それぞれの章では特定の体調不良を解決するための献立が提案されています。
- - 疲れにまつわる不調:だるさや疲れを感じる時には、鮭やかぼちゃ、えび、さつまいも、甘長唐辛子を使った献立が紹介されています。
- - 胃腸の不調:胃もたれや消化不良に悩んでいる方には、白菜やカリフラワー、長いも、れんこん、レタスを使った料理が推奨されています。
- - 女性ならではの不調:貧血や生理痛などの悩みには、しめじやにんじん、えび、玉ねぎ、ほうれんそうが効果的です。
- - 肌・美容に関する不調:しみや乾燥肌に悩む方には、豆腐や豚肉、きくらげ、山いも、さば、なすを使用したレシピが提案されています。
- - 気持ちの不調:イライラや寝つけない方には、かじきや大根、ゆず、かき、かぶ、青梗菜を用いた献立が紹介されています。
これらの献立の一つ一つは、工程が簡単で1~2ステップで作れるものばかりです。忙しい日常の中でも手軽に取り入れられ、しかも美味しい料理を楽しめます。
山田奈美さんについて
山田奈美さんは、「食べごと研究所」を主宰し、食に関する多くの知識と経験を持つ料理家です。これまでにも『はじめる、続ける。ぬか漬けの基本』や『かんたんでおいしい砂糖なしおやつ』などの著書があり、幅広い世代に愛されています。彼女の料理は、素材を生かしたものが多く、そのシンプルさから多くの支持を得ています。
書誌情報
書名:からだが整う一汁一菜
著者:山田奈美
発売日:2024年12月20日
定価:1760円(税込)
ISBN:978-4-391-16345-2
発行所:
株式会社主婦と生活社
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本書は、日常生活に役立つ実用的な薬膳レシピが盛りだくさんで、体調を整えるための強力な助けとなることでしょう。ぜひ手にとって、新しい薬膳の世界を体験してみてください。