カド・インベストメント、トライ・インターナショナルへの投資概要
東京都渋谷区に本社を構えるカド・インベストメント株式会社は、株式会社トライ・インターナショナルに9億円の資金を投じることを発表しました。この投資は、同社が新たに設立した「カド・グロース・オポチュニティ・ファンド4号投資事業有限責任組合」を介して行われ、トライ・インターナショナルの事業拡大に寄与することを目的としています。トライ・インターナショナルは、調達した資金を利用して、新たな店舗の出店を加速し、さらなる成長を目指します。
トライ・インターナショナルの事業戦略
トライ・インターナショナルは、味噌ラーメン専門店を中心とした外食事業や味噌関連商品の製造・販売を行っています。全国の伝統的な味噌を活用した商品開発に注力し、主要食材の内製化を通じて高いコスト競争力を発揮することで、味噌ラーメン専門店のパイオニアとして独自の地位を確立しています。
日本のラーメン市場は、コロナ禍からの回復とインバウンド需要の増加に支えられ、成長を続けていますが、原材料費や人件費の高騰により、中小・個人店が市場から姿を消していく一方で、効率的な運営システムを持つチェーン店が優位に立っています。これを背景に、トライ・インターナショナルは高収益モデルを持つフランチャイズ形式を活用し、ロケーション選定を重要視した出店戦略を推進しています。
海外進出にも力を入れており、北米、南米、東南アジアを中心に店舗展開と味噌製品の製造・輸出を行っており、日本食や発酵食品への関心が高まる中で、ビジネスの成長が期待されています。
カド・インベストメントの投資戦略
カド・インベストメントの「グロース・オポチュニティ・ファンド・シリーズ」は、有望な未上場企業に対して集中的に投資を行う戦略を採用しています。その中で、1号ファンドは飼育環境が劣悪な犬の育成が社会問題となる中、広大な施設で健康かつ良い管理下で犬を育てる企業に投資し、成功裡にExitを果たしました。また、2号ファンドは異言語者のコミュニケーションを支える翻訳機器・ソフトウェアを提供するポケトーク株式会社に投資しており、国内外での利用が進む中、さらなる成長が期待されています。
カド・インベストメントは、これらの企業に成長資金を供給して企業価値の向上を図り、最終的に投資家へのリターンを目指しています。
企業紹介
株式会社トライ・インターナショナル
トライ・インターナショナルは、国内外において味噌ラーメン専門店を直営およびフランチャイズ形式で広げています。グループ企業として、麺や味噌、餃子といった主要な食材を自社生産し、安定した収益基盤を構築しています。代表取締役社長の田所史之氏は、明治から続く伝統的な味噌醸造の家計に生まれ、味噌の健康的特性を広めることを目指しています。今後、味噌ラーメン専門店の拡大に加えて、グローバルな味噌商品の販路拡大にも取り組む方針です。
カド・インベストメント株式会社
カド・インベストメントは、関東財務局長によって認可を受けた独立系の投資運用企業であり、国内外の未上場企業への株式投資やプライベートデット、トレードファイナンス戦略などの多様な運用商品を提供しています。また、グループ会社のカド・キャピタル・マネジメント株式会社がファンドの募集と顧客管理業務を担当し、各業務の役割分担を明確にすることで、質の高いサービスを提供する体制を整えています。