ユミーが導入したフロントエージェントがエスクリの成約率を向上

商談可視化で営業力を高める

Umee Technologies株式会社（以下、ユミー）が開発した『Front Agent』が、株式会社エスクリ（以下、エスクリ）のブライダル事業に導入され、成約率の向上を実現しています。エスクリは日本全国で結婚式場を運営しており、最近では特に成約率の改善が求められていました。

背景と課題

結婚式ビジネスはリピート需要がないため、一度の接客で顧客の心をつかむことが非常に重要です。エスクリではトッププランナーによる成功例を参考にしつつも、全てのプランナーのスキル向上が課題となっていました。営業力の強化には、優れたプランナーのノウハウを全体で共有する仕組みが必要でした。そのため、商談を可視化する『Front Agent』が導入されることになったのです。

『Front Agent』の活用方法

『Front Agent』は商談内容を記録し、分析することで顧客の潜在的ニーズを導き出します。トッププランナーとの比較や過去の自分との比較を通じて、営業トークを改善していきます。これにより、経験が浅いプランナーは「師匠との比較」で具体的な改善点を明確にし、ある程度の経験を積んだプランナーは「話術グループ」で自分の成長を実感することができます。

このように、データに基づく体系的なフィードバック体制が整えられました。自身の商談内容を再度見返し、上長やプロジェクトチームと共に振り返りを行うことで、改善点を共有し、次のアクションへとつなげます。

成果と効果

導入から一定の期間が経過した結果、成約率は確実に向上しています。特にハイパフォーマーの方法論を全体に展開することに成功し、これによりトッププランナーのノウハウが組織の財産となっています。

さらに、フィードバックを行う側と受ける側の共通言語が確立されたことで、指導がスムーズになり、商談に対するアプローチが体系化されています。商談の特徴が明確になることで、プランナーは具体的なアドバイスを受けることができ、成約率改善のための実践的な指導を受けることが可能です。

今後の展開

エスクリとユミーは、成約率の向上をさらに追求しつつ、新人育成にも『Front Agent』の活用を拡大する計画です。商談を可視化し、ブラックボックス化を解消することで、組織全体での営業力強化を推進します。

私たちは、顧客に選ばれ続ける企業として進化するため、引き続きデータを活用したアプローチを大切にしていきます。『Front Agent』がこれからの営業活動において、不可欠な存在になってきていることは間違いありません。