剪定王来日!
2025-12-03 09:15:23

剪定のスーパースター、マルコ・シモニット氏が東御市に来日:第5回JVAシンポジウム特別講演

剪定のスーパースター、マルコ・シモニットが東御市に来日



2025年12月20日、長野県東御市で「第5回JVAシンポジウム特別講演」が開催されます。今回の講師として登壇するのは、剪定理論の第一人者であり、世界のワイナリー150社以上を指導してきたマルコ・シモニット氏です。彼はジャンシス・ロビンソン氏から「剪定王」と称され、剪定界のスーパースターとして知られています。この特別講演では、シモニット氏が日本のワインブドウ産地を初めて訪れた際の知見に基づき、仕立て方法と剪定アプローチについて講演を行います。

世界の名門ワイナリー150社が指導を受けた剪定理論


シモニット氏は、15カ国にわたる150以上のワイナリーをクライアントに持つ実績があり、指導先にはシャトー・ディケム、シャトー・アンジェリュス、ドメーヌ・ルフレーヴなど、名だたるワイナリーが名を連ねています。彼の開講する「ブドウ剪定マスターアカデミー」には、14カ国で15,000人以上が受講しており、ボルドー大学との共同で冬期剪定・新梢剪定の修士課程を設立するなど、剪定学の発展に大きく貢献しています。

ヨーロッパの病気に立ち向かう革新的アプローチ


1990年代以降、ヨーロッパでは枝枯病、胴枯病、エスカなどの幹の病気が深刻な問題となっており、O.I.V.が発表したレポートによると、南イタリアでは罹患率が80%に上るとされています。シモニット氏は、樹液の流れを基にした剪定理論を確立し、型にはまった機械的剪定ではなく、各樹の構造に応じた柔軟な剪定手法を提唱しています。その結果、樹の状態が改善され、収量も向上すると評価されています。

日本の生産者に向けた特別講演


シモニット氏は今回の日本訪問に際し、山梨・長野の主要産地を視察しました。講演では、彼の剪定理論が日本の気候や樹木にどのように適用できるのかについて、具体的な仕立て方法や剪定の考え方を日本の生産者に向けて初公開します。これは日本のワイン造りにとって、大いに有意義な機会となることでしょう。

開催概要


  • - イベント名:JVA 第5回シンポジウム 特別講演
  • - 講師:マルコ・シモニット氏
  • - 講演タイトル:「日本のブドウ栽培を探る — マルコ・シモニット氏による仕立て方法と剪定アプローチに関する洞察」
  • - 日時:2025年12月20日(土)10:30〜14:00(10:00受付開始)
  • - 会場:東御市役所『全員協議会室』(長野県東御市県281-2)
  • - 主催:一般社団法人日本ワインブドウ栽培協会(JVA)、千曲川ワインバレー特区連絡協議会
  • - 備考:オンライン配信あり

参加方法


参加希望の方は、以下の申込フォームからエントリーをお願いします。座席に限りがありますので、早めの申し込みをお勧めします。
第5回JVAシンポジウム参加申込みフォーム

お問い合わせ


一般社団法人日本ワインブドウ栽培協会(JVA)へのお問い合わせは、メールにてお願いいたします。
メール:[email protected]

団体概要


  • - 団体名:一般社団法人日本ワインブドウ栽培協会(JVA)
  • - 代表者:代表理事 鹿取みゆき
  • - 所在地:長野県東御市
  • - 設立:2019年
  • - 事業内容:技術講座、研修、原木園プロジェクト、全国ブドウ栽培者支援


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会社情報

会社名
一般社団法人日本ワインブドウ栽培協会
住所
長野県東御市和5173
電話番号

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